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VEB Welta Welti Ic Carl Zeiss Jena T Tessar F2.8/50mm Vebur B,1sec. - 1/250sec. 1951, Made in GDR (East Germany) |
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ウェルタ(ヴェルタ)社の沿革、および、同社の35mmフォールディングカメラについての概略は、 "Welta Welti Early Model Type A" に記したとおりである。また、第二次世界大戦前の Welti に関しては、Welta Welti に、戦後復興期の Welti I については、VEB Welti I に記したとおりである。 Welti Ic は、Welti I の改良版である。新たにファインダー一体成形トッププレートを起こし、ノブ類の形状を変更するなど、Welti I に比べると、1950年代のカメラらしい外観となっている。レンズまわりは、レンズボードの形状が若干変更され、蛇腹支持アームも梨地仕上げとなるなど、細かな変更がなされている。 一方、内部機構に関しては、ほとんど何も変わっていない。1950年代のカメラにもかかわらず、未だフィルムリリースボタンが付いているのも、Welti I と同様である。(Welti I では押しボタン式であったフィルムリリースボタンは、Welti Ic では、スライド式に変更されている。) Welti Ic があるのなら、Ia や Ib もありそうなものであるが、残念ながら、見たことがない。製品化されなかった試作品だったのかもしれない。同様に、Id や Ie も見たことがないため、この Welti Ic が最後のウェルチである可能性が大きい。 私の手元にある、Welti Ic は、Welti I 同様、たいへん美しい仕上げで質感は高いが、巻上げが重い、シャッターが重くブレやすい、二重露出防止装置〜フィルムロック機構が甘いなど機構的には若干スムーズさに欠ける部分がある。 |
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レンズは、カールツァイスイエナ・テッサー、ツァイス・Tコーティングを示す赤いT文字付である。発色、コントラストは優秀であるが、特別素晴らしいというほどのものではない。シャープネス・解像感も悪くないのだが、やや線が太い印象である。 Welti I からではあるが、シンクロターミナルが付き、ファインダー上部にアクセサリシューがあるため、手軽に外部調光ストロボが使えるのは便利である。 | ||||||||||
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Welti I から大きく変貌を遂げた軍艦部。といっても、トッププレートを外せば、中身は Welti I と、ほとんど同一である。 左から、巻き戻しノブ、ファインダー、フィルムカウンター同軸シャッターボタン、フィルムリリースボタン、巻上げノブとなっている。 ファインダーは形状仕組こそ違え、ウェルチ伝統のパララックス補正機構付のものである。アイピース外縁部を180度回転させてレンジを切り換える。 | ||||||||||
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この角度から見た姿は、Welti I とほとんど同じである。異なるのは、ボトムプレートに "Welta" のロゴが無くなったこと、ボディ前面左側の "Welti I" のエンボスが無くなったこと、そして、前蓋のディスプレイスタンドが無くなったことである。とはいえ、前蓋には未だ "Welta" のエンボスが刻まれ、その出自を物語っている。 | ||||||||||
| 実写例 |
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