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ボディを包むニッケルメッキの鈍い輝き、クロームメッキの怪しい煌めき、漆にも似たブラックエナメルの艶、陰影に富んだレンズまわりの精緻な機構、黒皮に刻まれたエンボスロゴ‥‥。クラシックカメラ、とりわけ蛇腹カメラというものは、単に写真を撮る道具にしては美しすぎる。 当サイトに掲載している1930〜50年代のカメラは、すでに立派な工業製品・量産品なのであるが、名工による少数生産の工芸品の面影を伝えており、未だ職人気質が強く残っていた時代の香りを濃厚に漂わせている。 これらのカメラを手にしたとき想うことは、設計者や職人たちの姿、作られた工場の情景、所有者・撮影者の姿、被写体となった人々や街並の情景、それらは一体どのようなものであったのだろう?という過ぎ去りし日々に対する限りないノスタルジアである。 クラシックカメラの収集〜クラシックカメラによる撮影という道楽は、そのカメラが作られた時代背景、すなわち、社会・文化・世相に想いを馳せる、ある種のロマンに他ならない。 |
当サイトでは、35mm版フォールディングカメラ、中でも距離計無しのシンプルなものを中心に掲載している。具体的には以下の要素を備えたカメラである。
フィルムからのデジタイズには、Kodak PhotoCD / NIKON COOLSCAN IV ED を利用している。ネガフィルムからのデジタイズであるため、元より色再現の正確さは期し難いが、ある程度、記憶色に近い補正を加えている。フォトレタッチはWindows上で行なっているが、Macintoshでの再現性を考え、ディスプレイガンマは"2.0"前後を想定している。フォトレタッチソフトは、Adobe PhotoShop Ver.5.0 / 5.5 / 6.0 を使用、カメラ自体の撮影には、オリンパスのデジタルカメラ"E-10"を使用している。 なお、各機種のレンズ描写に関するくだりであるが、これらは極めて限られた特定個体の超主観的インプレッションであるから、評価の客観性はゼロと考えていただいた方が良い。私が「これは素晴らしい!」と記していても、誰しもが素晴らしいと思えるわけではないであろうことを充分理解して読むべきであり、決して評価を鵜呑みされないよう、くれぐれも御注意されたい。 |