四間道・円頓寺 散歩(2007.10.25) | |
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10年ほど前、愛知建築士会の活動の一環として、名古屋市内に残る古い建物や町並みを訪問したことがあった。白壁・橦木町界隈、八事界隈、覚王山界隈だ。その後、白壁・撞木町界隈は、撞木館の誕生と廃止・再生や双葉邸の移築・開館など名古屋市の積極的な支援もあり、文化のみちとして大きく変貌した(ちなみに、今週末の11.3には文化のみちウォーキングがある。また最近歩いた記録は「NAGOYA 文化のみち」をごらんください)。八事界隈も東山荘を拠点とした地域活動が盛んだし、覚王山の揚輝荘も市が寄贈を受けこの春から一部公開をするとともに、NPOが中心となって様々な活用が図られている。しかし、名古屋駅の近くの四間道・円頓寺は昔から古い町並みが残るということで気にはなっていたけれど、きちんと歩いたことがなかった。今回名古屋駅まで歩く機会に、地図を片手に、機種変更で機能アップした携帯電話の機能確認も兼ねて(これは失格。画像が悪くてすいません)歩いてみた。 歩くにあたり、四間道・円頓寺散歩に参考になるHPはないかと探してみたが、名古屋市も文化のみちのような取り組みはしていないらしく、西区の観光案内などに簡単なマップが載っている程度。それでも四間道は名古屋市教育委員会が市内4ヶ所を指定した町並み保存地区のうちの一つで、その案内パンフレットをもらい出発。(ちなみに、名古屋市内のまち歩きのための雑学には「TOPPY.NET」が一番詳しそうです。名古屋を歩こう/西区をごらんください。) さて、那古野神社や東照宮に寄りながらブラブラと、最近できたばかりのアルペンの本社ビル(地上25階. 高さ 115.8m )を見上げつつ伏見通りを渡り、五条橋に近づく。五条橋の手前で目に付くのが立派なお屋敷。某弁護士さんのご自宅だという話だが、すばらしい。いつまでも維持してほしいと思う。その向かいに和菓子の美濃忠の本店。その間を抜けると五条橋。もともとは慶長年間に家康が清洲から居城を名古屋に移したいわゆる「清洲越し」の際に架けられた橋で、現在のものは昭和13年の築造。ただし擬宝珠は慶長7年当時のものを復元したとのこと。橋のたもとに小さな祠がある。HPによれば近在の民家の屋根に乗っていた屋根神さまを移したものとのこと。 |
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五条橋を渡るとそこから伸びるアーケード街が円頓寺商店街。そちらには向かわず堀川沿いを左に曲がるとそこから居並ぶ黒壁の町家や蔵が四間道地区。四間道自体は1本西側の通りだが、堀川沿いに積み上げた堤防沿いの道に面して美しい景観の町並みが並ぶ。伊藤家住宅もここに面する。松坂屋を起こした伊藤家と区別して川伊藤と呼ばれた商家で、清洲越しの際に一緒に移転してきたという。1区画分歩くと堀川には中橋が架かる。区画の南端にしゃれた喫茶店。Nagono Salon(ナゴノ・サロン)。この後見ることになるcafe de SaRa(カフェ・ド・サラ)などと合わせて、平成15年度名古屋市都市景観賞を受賞している。 |
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| Nagono Salonを見ながら180度ターンして、四間道を北に上がる。すぐの左手路地奥に町家を改修した和物ブティックなどの店舗が面白い。「笑門」の札の付いた注連縄が飾ってある家もある。東側に白しっくいに黒板壁の土蔵。西側に並ぶ町家も十分手入れされ、路先に飾られたプランターの花と緑がよくマッチして美しい。東側には土蔵の外壁を生かした飲食店。景観賞を受賞したcafe de SaRa(カフェ・ド・サラ)、小物屋。東側には伊藤家の土蔵がきれい。 | |
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| 途中の路地を左に入ると大きく立派な屋根神様がある。主税町を始め名古屋や尾張地方に残る長屋の多くに屋根神様はよく見かけるが、ここまで大きな物は始めて見た。屋根の合掌部が丸い山形の唐破風になっているのも珍しい。このお宅から奥に伸びる路地の行き止まりに祀られているのが子守地蔵尊。安政年間に井戸掘りの最中に掘り出されたとのこと。祠の隣に「江戸うさぎ」という着物屋さんが。かつて芸者置屋だった家だそうで、飾り窓なども残る。 | |
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そのまま円頓寺商店街を横切って北上する。大谷石を積んだ土蔵などが残るが、左手は広い駐車場になってしまって少し寂しい。左に曲がると、大正7年開設の名古屋市西公設市場。昭和31年に改築され上部は市営住宅五条荘となっている。その西に小さなロータリーがある。なんか変。 円頓寺商店街に戻ってアーケードを歩く。北側に面して名前の由来となった圓頓寺。その向かい側に円頓寺劇場というポルノ専門の妖しい映画館があったというので、アーケード端近くの路地を南に入りぐるっと回り込む。今は取り壊され駐車場になっていた。その右手にサイケデリックな彩色がされた異様な一画が見える。スナックや小料理店が集まった円頓寺銀座。詳しくはブログ「名古屋発 レトロを訪ねて2」をご覧ください。すごいですね。 円頓寺商店街に戻って先を急ぐ。途中、グループホームや藁の棲処という名のギャラリー、また小さな焼鳥屋など興味深い店々も生まれている。シャッターが降りた店も多いけれど、昭和っぽい円頓寺らしさを生かした元気な取り組みが続くといいなあと思います。 |
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(参考)
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