東海道・関宿・土山宿(2007/ 3/21) | |
![]() ![]() ![]() 洋館屋 / 関の戸 / 開雲楼 |
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mixiに関宿ナガヲ薬局のトミジローさんの書込を見つけ、久し振りに関に行きたいと思った。よく晴れた春分の日、妻がどこかへ行こうかと言った。実はこのところ体調がすぐれなかったが、関なら行きたいと思った。10時頃家を出て、わずか1時間半。お昼前には関に着いた。今は合併して、亀山市関町。かつては町役場の亀山市役所関支所に車を止め(すぐ隣に無料観光駐車場もありました)、ほんの2〜3分歩くと、東海道の町並み。前に歩いたのは96年の1月、今から11年前。その時に較べてまず気付いたのは、道路がカラー舗装で整備されたこと。そして両側によく整備された町並みが並んでいる。 まず、街道を西に向かって歩く。やや上り坂の町並みは、派手さはないけれど、よく残っている。さまざまな形の虫籠窓が見られ、軒下には幕板が下がる。土産物屋などは一切なく、レトロな感じの電気店がいい雰囲気を醸している。町家1軒裏には畑が広がる。のどかな感じが関らしくてとってもいい。西の端、西追分までは約15分。休憩施設の町家は妻入りでむくった屋根がきれいだ。内部は町並みの案内パネルなどが展示されている。 |
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![]() ![]() ![]() 西追分・休憩施設 |
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| 端まで行ってから戻る。休憩施設でもらったパンフレットには関宿の見所が丁寧に記されている。それを片手に今度は建築探偵だ。鯉の滝昇りの漆喰彫刻。鶴と亀の彫刻も。ぶらぶらと地蔵院前まで戻ってくる。少し歩きすぎてお腹がすいた。会津屋で昼食。名物は山菜おこわと街道そば。お店のおばさんたちは田舎っぽくなれなれしい。これも関流?山菜おこわはおいしかった。店でゆっくりしてから地蔵院境内へ。会津屋に2階がブルーのタイル貼りの洋館屋、そして川音という屋号の尾崎米屋と続く町並みは、関宿の中では異例ににぎやかで少し俗っぽいが、なかなか見事。ナガヲ薬局もこの並びのほど近いところにあった。カフェだとのことだったので引き戸を開けようとしたら、娘にたしなめられた。確かに外に一切看板が出ていない。今日は休みだったかも。 | |
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| あいさつはあきらめ、またしばし東進。「志ら玉」の看板の和菓子屋がある。前田屋製菓。前に来たとき買ったお菓子はここだったかと入ってみるが、少し雰囲気が違う。しばらく行くと、高札場のある関郵便局がある。白壁づくりの立派な局舎だが、実はこれ昭和59年築の新築。その向かいに関名物の和菓子屋「関の戸」がある。瓦屋根の付いた突き出し看板が立派。売っているのは銘菓「関の戸」だけ。あんこを白い牛肥で包み和三盆をまぶしたお菓子で、上品なほの甘さがおいしい。そう言えばこんな味だった。接客に奥から出てくる主人の感じが昔と同じ。でも前よりもだいぶ若いような気がする。前来たときは先代だったか。 | |
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関の戸
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![]() ![]() 関宿旅籠玉屋歴史資料館 |
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| 郵便局の隣には関宿旅籠玉屋歴史資料館。炎のような装飾がなされた虫籠窓が見事。入場料300円で1・2階の客間や離れ、奥の土蔵まで公開している。説明ビデオの前のホットカーペットが温かくて少し眠ってしまった。ああ、のんびり。さらに隣の橋爪屋は江戸時代初めから続く豪商だったとのこと。妻入りのむくり屋根が美しい。その向かいには伊藤本陣跡。百六里庭・眺関亭は町並みの中に整備された小公園で、通りに面した町家風建物の上からは関宿の屋根の並びを見渡すことができる。その北側に町並文化センターに川北本陣跡(空き地)と山車蔵。そして玉屋と並ぶ旅籠の鶴屋。千鳥破風が付いているのはめずらしい。その向かいあたりに関まちなみ資料館。こちらは伝統的な町家建築ということで地味な造り。奥の土蔵展示室の2階に、昭和59年と平成9年の町並みの写真が並べて展示されている。写真を何百枚もつなげた1.8kmに及ぶ町並みが土蔵の内壁をぐるりと巡っていて、上下に並ぶ同じ建物の変化を見ていくのはけっこう面白い。昔のままの看板、外壁をきれいに修景した建物。自動販売機も昔のまま。 | |
![]() ![]() ![]() 橋爪屋 / 伊藤本陣跡 |
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![]() ![]() ![]() 百六里庭・眺関亭からの眺望 |
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旅籠の鶴屋 / 山車蔵 / 関まちなみ資料館 ![]() ![]() ![]() |
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| JR関駅に至る交差点には、英国喫茶の店「アールグレイ」と和洋レストラン「山石」がある。「山石」も歴史のある店だったようだ。着彩された虎の漆喰彫刻と黒っぽくしぶい龍の漆喰彫刻が対になっているのが、なかなか面白い。北側の角の町家の瓦にも虎の細工が。さらに東には百五銀行。御馳走場と言われる小さな空地は、大名行列を出迎え見送った広場とか。今はきれいなポケットパークとして整備されている。その向かいに派手な意匠の町家がある。開雲楼は関を代表する芸妓置屋の一つ、と言われると確かに納得。弁柄の鴨居や2階の格子窓などがその雰囲気を伝える。その右隣も元芸妓置屋の松鶴楼。 | |
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![]() ![]() ![]() 御馳走場 / 開雲楼と松鶴楼 |
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さて、ここまで歩いておもむろに道を西に戻る。少し休みたいなあと思って、英国喫茶の店「アールグレイ」に入る。外観は民家だけれど室内はかわいく落ち着いた雰囲気。ケーキに店主おすすめの紅茶を飲みゆっくりとする。この店、入り口に靴箱が置かれ靴を履き替えるようになっていたが、誰も気付かず入ってしまう。実は私たちも。帰りは今まで歩いてきた道を帰るだけ。気が付けばもう4時近く。思えば長い時間滞在していた。それだけの価値があるまちといっていい。 さて、車に戻って、さっき仕入れた「坂下宿・鈴鹿峠」のパンフレットを眺める。この道案内に従って、旧東海道をもうしばらく西へ向かうことにする。一旦国道1号に戻ってから、途中で右へ旧道に入る。しばらく行くと、球状多角形のドームが目立つ鈴鹿馬子唄会館。そしてその奥に鈴鹿峠自然の家。昭和13年築の旧坂下小学校を再利用したもので、登録文化財として登録されている。先に進むと、坂下宿。なかなか雰囲気のある民家が多く軒を連ねている。そのまま車を進めると、上下2本に分かれて走る1号線と複雑に交差しつつ、鈴鹿峠に向かう道の入り口に至る。ただし通行止め。峠を越えることはあきらめトンネルをくぐる。トンネルの向こうは滋賀県。次は土山宿。道の駅「あいの土山」でしばし研究してから、カラー舗装の旧東海道に車で進む。しばらく行くと、家々の外壁に「○○屋」と書かれた屋号が掲げられ、なかなかどうしてすごいところだと実感。東海道伝馬館という施設の前に車を止める。もう時間が遅く閉館していたが、車を降りて周辺を歩いてみる。二階屋脇本陣跡、問屋馬跡。旧土山本陣には宿場の名前と同じ「土山」という表札が掲げられ、今も当主が家を守っているという。どの家もしっかりと手が入れられ、非常によい状態で保存されている。あまり知られていないが、いいまちだ。またいつかもう一度訪れたいと思う。 |
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![]() ![]() 東海道伝馬館 / 二階屋脇本陣跡 |
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![]() ![]() 旧土山本陣 / 問屋馬跡 |
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