金沢21世紀美術館

● 2006/ 5/ 4 ●




 この連休中、前から行きたかった金沢21世紀美術館へ、車中泊日帰りの強行スケジュールで行ってきました。早朝に兼六園に着き、散策。続いて金沢城を歩いているうちに、妻の具合が悪くなり、何とか美術館にたどり着く始末。それでも、始めてみるその姿は、疲れや眠気を吹き飛ばす清冽さがありました。
 まず西側市役所口から入りましたが、その周辺では、「Golden まるびぃ Week」の様々なイベント(アート系フリーマーケット「アートzaマーケット」やミニSLなど)が展開されていました。館内に入ると、周囲360度ガラスの屋内は明るさ一杯。その中に穿たれた暗い通路を先の光に導かれて進むと、情報ラウンジ、広坂口[北口]。ここから気持ちよさそうな芝生広場に誘われて屋外に出て、外観をじっくりと観賞。円形に360度周囲に開かれた、ガラスと白い壁面の透明感あふれる外観は、この美術館のコンセプト『まちに開かれた公園のような美術館』を余すことなく表現しています。
 
 ふと見ると本多通り口[東口]に長蛇の列。ここが美術館展示室への受付案内口でした。さっそく列に並びましたが、妻の具合を伝え、車椅子を借用することに。気軽に貸し出してもらいましたが、何でもその車椅子は川崎和男デザインのオリジナル作品だそうです。コレクション展の展示は現代アートが中心で、体験型のものやのんびりくつろげるものなど、出展も多様でけっこう楽しめました。そのいくつかは無料観賞も可能で、カフェレストランが3名以上の席が少なく絶望的に順番が回ってこない状況だったことを除けば、非常に楽しく家族連れで楽しめる美術館です。
 建築的には、地下へ降りるエレベーターが油圧式のスケルトンなエレベーターを用いちょっと不思議で感覚を醸していたこと、レクチャールームが半地下形式で明るく透明感にあふれていたこと、ミュージアムショップの入り口が狭く混雑していたこと(おまけに最近探し求めているマウスパットが置かれていない。ちなみに今使用しているのは、イギリス・ロンドンのジェフリー美術館で求めたものです。)、キッズスタジオが楽しそう、アート作品「タレルの部屋」でただ空を眺めその移ろいを楽しみ癒されたこと、そして何といってもどこに行って、明るく開放的で、人々も楽しげであったことが印象的です。ちなみに、設計は妹島和世と西沢立衛。さすがです。

レクチャールーム / キッズスタジオ / スケルトン・エレベーター