天白区

平成20年2月22日

針名神社(愛知県名古屋市天白区八事大字平針字大根ケ越175)
針名神社の名前を最初に聞いたとき、神明神社と訓が同じであるため、近代において設けられた神社かと想像していたが、古来、尾張(おはり)の国を支配していた尾治(張)氏の末裔(まつえい)、尾治の針名根連命(はりなねむらじのみこと)を祀る神社で、延喜式の神名帳に従三位針名天神と記載されている歴史のある神社であった。おそらくは旧来の参道入口と思われる位置と、近年整備された駐車場側の入口との2箇所に2対の狛犬がいる。掲載した写真は旧来の参道入口と思われる位置の狛犬であり、奉献は大正12年。特徴としては相対的に頭でっかちでバランスが悪く、胴体の彫りは大雑把である。



平成19年12月8日

八事神社(愛知県名古屋市天白区御幸山)
八事神社と地名を冠する名前から多少期待もしていたが、岡崎現代型の狛犬が一対いただけであった。奉献は平成元年。
そもそも、八事という地名が新しいものであり、元々は岩之田(やがた)で、これが転じて弥五刀となり、江戸時代に八事村となったという説もある。八事神社という社名もそれまでの八幡社を明治43年に高峯神社を合祀した際、改称したものである。



平成19年11月25日

島田神社(愛知県名古屋市天白区島田3)
岡崎古代型の近代版とでも言おうか。奉献は平成3年。



平成19年11月25日

植田八幡宮(愛知県名古屋市天白区植田西3)
狛犬は台座が参道と直角に設置されることから台座に対して斜め45度を向いているものは多く見られるが、この狛犬のように斜め上方を見上げるようなものは少ないのではないか。さらに少し斜視気味だし。単に石工の腕のせいか。奉献は大正14年。



平成19年11月25日

御嶽神社(愛知県名古屋市天白区天白町大字八事字御幸山91)
平らな頭と垂れた耳は中区の闇の森八幡社の狛犬と通じるものがある。奉献も明治45年と近いし、このころの流行のタイプか。





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