その他

平成22年11月12日

厳島神社(広島県廿日市市宮島町1−1 )
厳島神社には回廊までの参道にブロンズ製の一対、石造りの二対、祓殿と高舞台の間にブロンズ製の一対、そして神社裏に石造りの一対の狛犬がそれぞれいる。確認した限り、いずれも奉献は明治時代であり、厳島神社の創建されたのが弘仁2年(西暦811年)とか、仁安3年(西暦1168年)頃に平清盛が現在の社殿を造営したという話に較べ、少し残念な気持ちになる。有名な神社の狛犬にはあまり期待できないという法則はここでも健在であった。写真は神社裏の「出雲構え獅子」型の狛犬。奉献は明治38年。



平成22年3月29日

赤坂氷川神社(東京都港区赤坂6-10-12)
今にも雨が落ちてきそうな天気であるが、東京で2番目に古い狛犬がいると聞いていた赤坂氷川神社に出かけてきたところ、いろいろな年代、タイプのバラエティに富んだ狛犬達に出会えた。
先ず、氷川坂から直ぐのところに岡崎古代型(昭和11年)が、その先の石段の下によく見るタイプの狛犬(大正4年)がいた。さらに石段を登ったところには獅子山(明治15年)が、その先を右に曲がったところには江戸タイプ(弘化3年(1846))の狛犬がいた。そして楼門前の左右に上の写真の、いわゆる「はじめタイプ」の狛犬がいた。奉献は延宝3年(1675)。



平成21年7月1日

松尾神社(静岡県浜松市中区元魚町)
松尾神社は鎮守の森がなく道路から直接拝殿が見通せ、厳かな雰囲気が感じられないことや拝殿前に平成6年に奉献されたピカピカの狛犬がいることから大して期待していなかったのであるが、拝殿の裏にまわったところ本殿の前に風格を感じさせる一対の狛犬がいた。奉献はなんと万延元年(1680)である。
松尾神社は和銅年間に創建された浜松の総社であり歴代の浜松城主の祈願所として崇敬を受けてきたということで、いまから330年前の江戸時代の狛犬がいても不思議ではない。神社も見かけで判断してはいけない。



平成19年1月17日

首里城(沖縄県那覇市首里当蔵町3)
No.0084
首里城は歓会門のシーサーである。シーサーは狛犬と同様に、家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除け、幸運招きなどのため、建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられており、「獅子(しし)」を琉球語沖縄方言で発音したものだそうである。



平成18年12月2日

櫛田神社(福岡県福岡市博多区上川端町1)
No.0080
櫛田神社には楼門前のブロンズ製の狛犬(昭和49年)と、さらに奥の門前の狛犬(昭和19年)の他、南神門を入った先にある写真の狛犬(明治33年)の計3対がいる。鎧をまとったような装飾は、太宰府天満宮の狛犬ほどではないが異国風で面白い。
九州は博多の総鎮守である櫛田神社は博多どんたく等の祭で全国的に有名であることから何となく全国各地にある櫛田神社の勧請元と想像していたが、実際には逆で、その社伝によれば、天平寶字元年(757年)に伊勢国松坂の櫛田神社から大幡主大神(大若子命)を勧請し鎮祭するために創立したされている。実際、伊勢国松坂、現在の三重県松坂市には確かに櫛田神社があり、そこから名付けられた櫛田町や櫛田川も存在している。考えてみれば神社の創建は大和王権(朝廷)成立以降のことであり、伊勢から九州へという流れの方が考えやすい。





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