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食育講座(初心者向け)

食育の基本

「食育」とは、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるべきもの との位置づけで平成17年7月15日に「食育基本法」として施行されました。

1.選食力を養う

最近は、加工食品の増加や生産現場と消費者との間にコミュニケーションが少なくなってしまった事から、食べ物の安全性を見極める目が失われています。
行政や生産者に食の安全に関する情報発信を求めるばかりでなく、国民一人ひとりが食べ物を選ぶ力を養っていく必要があると思います。

2.食事作法を身につける

服部栄養専門学校の校長である服部幸應氏が行った調査によると、お箸を正しく持てる小学生はわずか12パーセント、中学生でも23パーセントしかいなかったと言う結果が出ているようです。
食事の作法を学ぶ事は、社会の一員となる基礎的な人格を養うための第一歩です。
家庭を中心に、学校や社会とも連携し子供たちに食事の作法を教える他、日本の伝統ある食文化を伝えていく必要があると思います。

3.地球の食を考える

私たちの食べ物は、限りある地球環境の中で育まれたものです。
今、世界の人口65億2500万人のうち、豊かな食生活をしている人口はわずか8%(5億2000万人)にすぎません。日本人はこの中に入っています。
8億人以上が栄養失調に陥り、1日に2万5000人、年間900万の人々が餓死している計算になります。
その一方で、日本人は年間2156万トンもの食料を捨てています。
しかも、日本の食糧の6割は海外から輸入したものですから、食糧輸送のエネルギー消費(フードマイレージ)や環境汚染など、地球にも大きな負担を与えている事になります。
1945年頃・・・戦争が終わって多くの人々が今日明日の食べ物にも困っていた「貧食」の時代
1960年代・・・大量生産・大量消費の時代
1980年代・・・飽食の時代
現在は・・・食の目的や意味を忘れてしまった「亡食」の時代

※現在では、「好きなときに好きなものを食べれば良いじゃないか」と言う若者が増え、身体や精神にも影響のある「亡食」をする人々が増加しています。

○「6つの個食」が今、大きな問題になっています。

  • ひとりで食事をする「孤食」
  • 家族それぞれが好みのものを食べる「個食」
  • 好き嫌いが多く、いつも同じものばかりを食べる「固食」
  • パンやパスタなど小麦粉を使った食品ばかりを食べる「粉食」
  • 食事の量が少ない「小食」
  • 味付けの濃いものを好んで食べる「濃食」

○栄養バランスの崩れ

かつて日本の食卓は、ご飯と味噌汁、主菜、副菜、副々菜という、一汁三菜が一般的でした。
1960年(昭和35年)には主食である米から1日の消費エネルギーの半分近くを摂取していたのに対し、2005年(平成17年)には、主食の米からの消費エネルギーは全体の約4分の一に減り、高脂肪、高たんぱく、高カロリーの肉類・油脂類の消費が大幅に増加しています。
それに伴い、肥満が増加し「メタボリック」が大きな問題になっています。

○「旬」を知る

食材を知る事は身体に良いものを、安く、美味しく正しく食べて健やかな身体を作ることにつながります。
 有機農産物・・・JASマークは商品を選ぶ上でのひとつの目安になります。
・有機野菜と慣行野菜の違い
 有機野菜とは国で定められた一定の基準を満たして栽培され、検査に合格し認証を受けているもの。認証を受けたものだけがJASマークを付けられる。
 それに対して慣行野菜とは国で定められた一定の基準以内での農薬を使用して栽培されたものを言います。
 有機・特別栽培の野菜は、慣行野菜と比べると栄養価が高く、食味が良いと言われます。
 但し有機や特別栽培の野菜は、慣行野菜と比べて同じ面積で収穫できる量が少ないため価格は高くなっています。

・旬の野菜の利点
  • 栄養価が高い=味が良い
  • 価格が安い
  • 健康に良い=夏はカラダを冷やし、冬はカラダを温めるのが旬の野菜
・生野菜と温野菜
 生野菜はカラダを冷やすと言われますが、火を入れてしまうと失われる「酵素」は生で食べる事でカラダに取り入れる事ができます。しかし火を入れる事で量が減りたくさん食べられるのも大きな利点です。両方をバランスよく効率的に摂るよう心かけて下さい。

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