入力→[システム]→出力
システムあるいは系(system)
信号
通常、システムの入出力の関係は、微分方程式を用いて表します。
ある関数
| d |
| dt |
などと言うように表すことができます。
特に、入出力の関係を
| d |
| dt |
という形で表せるとき、
関数
システムは、その性質からいくつかの種類に分類できます。
この節では、システムの分類について説明していきますが、 便宜上、以下の文章では記号の意味を以下のように定義します。
まず、システム
で表します。
また、入力信号を
さらに、特に断りのない限り、
システム
線形なシステムは、
入出力の関係式を
| d |
| dt |
と表せるとき、このシステムは線形になります。
システム
ただし、
入出力の関係式を
| d |
| dt |
と表せるとき、このシステムは時不変になります。
システムが線形性と時不変性を両方持っているとき、 システムは線形時不変であるといいます。 線形時不変なシステムは、 定数係数線形微分方程式を用いて表すことができ、 システムの振る舞いを解析的に調べることが容易です。
線形時不変システムでは、入出力の関係式を
| d |
| dt |
と表すことができます。
このとき、関数
任意の時刻
不安定なシステムでは、出力信号が発振したりします。 例えば、スピーカがハウリングを起こすのは、 (マイク→アンプ→スピーカという音の伝達経路が)不安定になっているということです。
システムのインパルス応答が時刻
現実には因果的でないシステムは作れない。
通常、微分方程式(離散信号の場合、差分方程式)で表される。
線形時不変システムに対しては、フーリエ変換を用いた解析が極めて有効。
(線形時不変システムは定数係数線形微分方程式で表される。)
x(t) →[H(d/dt)]→ y(t) = H(d/dt)x(t)
↓F
X(ω) →[H(iω)]→ Y(ω) = H(iω)X(ω)
↓F^-1
x(t) →[* h(t)]→ y(t) = h*x(t)
↓
周波数領域で表現すれば、
ただの多項式になったりする。
ただの積で現せる。
H(iω) を周波数特性とか周波数応答と呼ぶ。
アナログ回路
能動素子(オペアンプなど)と抵抗・コイル・コンデンサで回路を構成。
連続信号をそのまま処理。
微分・積分が回路構成の基本 → s領域で回路設計。(「ラプラス変換」参照)
ディジタル回路
連続信号を標本化して離散信号に。
差分が基本 → z領域で回路設計。(「Z変換」参照)
↑
ラプラス変換領域や、Z変換領域で表した H(s) や H(z) などを伝達関数と呼ぶ。