●LSAの歴史
 「LSAとクワガタ・テラリウム」は世界に先駆けて森兵衛が開発した新しいジャンルです。
 今では普通に聞かれるようになったLSAやクワガタ・テラリウム(略してクワテラ)というジャンル…実は一昔前までは、そのジャンル名すらありませんでした。現在クワガタのレイアウト観察に関する情報はかなり交錯しているようです。
 実はこのLSA(ライフ・シミュレーション・アート)を説明するになたって まずそのルーツをご説明する必要があります。
 クワガタ・テラリウムは 森兵衛がLSAに移行する前に発信した新ジャンルでしたが、僕自身がその先を目指すために、すでに離脱したジャンルですが、その先に進むためにはあえてそのルーツについて僕自身(森兵衛)の執筆履歴を追って簡単に解説させていただきます。


●200年昆虫フィールドbP5 と2000年10月号フィッシュマガジン掲載
 「クワガタテラリウムというジャンル」名がまだ無かったころ・・・・・・
 三本木(人工樹洞シェルター)を用いて制作したレイアウト飼育を、僕(森兵衛)でさえなんと呼んでいいかわかりませんでした。。
 この新しい方法を一般にご紹介するために、くぬぎ出版「昆虫フィールド」と熱帯魚専門書「フィッシュマガジン」にて森兵衛が長年温めてきた、新しい飼育方法と三本木を紹介しました。このころはまだ、クワガタによるレイアウトは一般的には「ダサい・不可能・受けない」というジンクスがあり、どの専門誌でもこの時点では一度もヒットした事例はありませんでしたが、その原因は、それまでのレイアウト飼育の未熟さにありました。この号で初めて三本木を用いたレイアウト飼育を「クワガタテラリウム」と銘打って紹介したところ、編集部へ「凄い」と驚きの声が殺到したようです。
 (裏話:僕は当時「クワガタテラリウム」という名前そのものが、あまりにも「まんま」すぎる・「アクアリウム文化の延長のよう」で使うのがいやだったんです。
 クワガタのレイアウトってアクアとは、まったく別物ですよね!でも、普及させるためには、出来るだけ、「そのまんま」の名前をつけるしか方法がありませんでした。
 それだけこの  ジャンルが一般に認知されていなかったんですね)


●昆虫フィールド16号(2000年12月)
 世界初の全国クワガタテラリウムの誌上コンテストを開催しました 三本木を使った斬新で新しい風を感じさせるレイアウトが13作品(当時はこれでも多い)集まりました。さすがにこの波に始めに乗った、アーティストの方々の作品… どのレイアウトも荒削りながら、斬新で大きな可能性を秘めたすばらしい作品が集まりました。  この時審査員と実行委員長を勤めさせていただき、以後7回(7年)渡ってこのテラリウムコンテストに携わらせていただいたことは、感謝でなりません。
 (裏話:何とこの時のエントリーメンバーの中に後にテラリウムコンテストの審査委員を務めるカリスマテラリウムリスト 赤沼暁氏がいたんです!今では、テラをなさる方で彼の名前を知らない人はいない)


●昆虫フィールド17号・18号・19号(2001年2月〜8月)三本木基本構造1・2 水をなめるんだよ! 生態はセンサー テラを作ってみよう!など
 当時は「破壊行動を止められないのでクワガタでテラリウムは無理」と普通に考えられていました。
 ですから、とにかく三本木で生態の走性を満たすことで、彼らの行動をコントロールし管理でき、その結果初めて、レイアウト飼育が可能になったのだ!とただひたすら、それをわかってもらうために説明を繰り返しました。
 (裏話:当時は「ショップでテラ用の土をください」というと 必ずくぬぎマットが出てきました(今では笑い話です)


●昆虫フィールド20号(2001年9月) 第2回全国テラリウムコンテスト開催


●昆虫フィールド21号〜24号(2001年11月)〜(2002年5月)
 4回に渡って、当時謎の多かったこのジャンルについてのQ&Aで、生体の管理方法から、コケの生やし方まで、詳しく説明しました)
 (裏話:色々な質問が来ました、答えるの大変でした。今までに無かった事柄を説明するのですから、造語を作って説明するしかありませんでした。
 (ライフ・ディフェンス・ポジション)なんて言葉は今では普通に使われていますよね。この言葉考えるのに1日中寝ずに頭をひねったのが懐かしいです)


●昆虫フィールド25号〜26号(2002年7月)〜(2002年9月)
 三本木を使ったテラでは、生態が野生本来の姿を取り戻す、その全てを2回に渡って解説
 (裏話:今まで多くの学者が気付かなかった、さまざまな生体が、解明されたんですよ!)テラはそれを見せてくれたんです。


●昆虫フィールド27号(2003年1月) 第3回コンテスト 崩れた方程式、驚きのレイアウト続出
 (裏話:とんでもない数の作品群に、嬉しいやら大変やら・・・・1週間ぐらいまともに睡眠も取らずに編集しました。 「死ぬかと思った」)


●昆虫フィールド28号(2003年1月) ミニ固体テラリウムコンテスト キシビジョン
 テラでなければ開けなかった新しい感覚をさまざまな事例で解説、「小さな固体こそ面白い!」キャッチフレーズに全編を構成


●昆虫フィールド29号(2003年3月) テラでなければわからなかった新しい事実を事例を追って公開 「クワガタのマーキングなど)
 (裏話:クワガタのマーキングについて公に発表したのはおそらく、世界初!後に生態の移動と帰還がそれを実証しました有名な学者の話よりも、自然から直接聞くことは大切ですよね!)


●昆虫フィールド30号(2003年5月)赤沼暁氏が連載の執筆に合流 第2回目のQ&Aがスタート ダニ・カビ対策などその他
 (裏話:いつもイケイケの僕に対していつも、冷静な赤沼氏の洞察力に脱帽しました! 赤沼氏そして全国のテラアーティストの皆さんと最高の3本柱、強い見方に支えられてテラの世界を冒険させていただきました)


●昆虫フィールド31号〜33号 36号〜37号(2003年7月)〜(2004年7月)
 赤沼氏と共に連続6回にわかってテラに関するQ&Aに明け暮れる・・・・いやー壮絶な執筆が続き僕も相棒の赤沼氏も瀕死の状態でした。
 まさに命がけのQ&Aでした。でも、そのかいあって、世界で初のクワガタテラリウムのマニュアルの大きな骨格が形成されました。
 赤沼さんや、読者の皆様、コンテストでしのぎを削った皆様のおかげで、このジャンルは切り開かれたのです。


●昆虫フィールド34号(2004年3月)第4回テラリウムコンテスト


●(2004年7月)みんなのオオクワガタ創刊
 僕はもちろんテラリウムの原稿を担当しました。
 (突然、編集長から執筆の依頼があり、フィールドとかぶっていて、この頃睡眠時間は平均1日3時間でした。
  いい意味で手を抜いて簡素化して原稿を作ったので、それが幸いして僕の作る原稿の中で1番シンプルでわかりやすい内容に仕上がり、テラに関する記事ではこの本が1番のロングセラーになっています!怪我の功名というやつです。)


●昆虫フィールド38号(2004年9月)エコテラ概論
 この業界に携わってどうしても我慢できなかった飼育と破壊の連鎖を何とか回避したくて、新ジャンルエコテラをスタートさせました。沢山の応援と、非難を浴びました。
 自分の中にとんでもない物が降りて来たようです!このエコテラ概論、明朝突然ひらめきわずか30分ほどで書き留めたものなんですよ!)自分でもよく解らないけど、僕を突き動かしている何かに・・・感謝!


●昆虫フィールド39号(2004年11月)テラリウム第3の波 新時代のレイアウトテクニック(赤沼編) エコテラ(リース編)森兵衛担当
 森の無い街中の我が家エコテラに毎日飛来が続き、報告しました。
 (裏話:込上げてくる思いを止める事が出来ずにエコテラを宣言し、同時に「これで、僕もこの業界では終わりか」と大いに迷いました、でも時を同じくして、相次ぐ危険度0のクワガタの飛来という奇跡が起こリました。自然は迷いながらでも犠牲を払おうとする者を、必ずや助けてくれると、身をもて体験しました。このエコテラの波は現在も日本中に広がり続けています)


●昆虫フィールド40号〜41号(2005年1月)〜(2005年3月) 第5回テラリウムコンテスト
 ミニチュア部門とノーマルサイズ部門の2回に分けてテラコンを開催、毎年次々に現れる新人アーティストの斬新な作品に大盛り上がりしました。
 (裏話:この頃、この新ジャンルが完全に定着したことを実感すると同時に、この押し寄せる波を、さらに、もっと充実したもの、完成度の高い洗練されたジャンルにしたいという思いが込上げてきました)


●昆虫フィールド42号(2005年5月)第1回エコテラコンテスト開催
 全国から寄せられるエコテラ作品の数に、この新ジャンルエコテラへの関心の高さを知ることが出来ました。
 (裏話:実は第1回目の作品の数は、普通のテラリウムコンテストよりもエコテラの方がエントリーの数が多かったんです。ということは、やっぱり、エコテラは次世代を見据えたジャンルなんですね。)


●昆虫フィールド43号(2005年7月) エコテラbS エコテラの方向性(赤沼氏) エコテラのエゴ(森兵衛)
 読者のエコテラ通信連載スタート ミニチュアテラリウム、レイアウト術公開(森兵衛)


●昆虫フィールド44号〜45号(2005年9月)〜(2005年7月) エコテラ繁殖とリリース エコテラライブ編 読者のエコテラ通信2 読者のエコテラ通信3
 エコテラリリースとライブ編でエコテラ概論が一通り理論から現実になりました「論より証拠」ですね。
 (裏話:エコテラで観察しない限り、クワガタの生態は解明されないことだらけです。実際、エコテラを観察すると色々な事が起こります。
  この年の夏、夜エコテラに飛来したコクワガタのオスとハサミムシの壮絶な戦いを目撃した時は驚きました。)


●昆虫フィールド46号〜47号(2006年1月)〜(2006年3月) bS8(2006年5月)
 第6回テラリウムコンテスト ミニチュア部門 ノーマルサイズ部門と 第2回エコテラコンテスト開催


●昆虫フィールド49号〜50号(2006年7月〜(2006年9月))第6回テラリウムコンテスト入賞者による模範作品展覧会
 皆さん、レイアウトが上手になりました。ずーっとずぅーっと実行委員長、審査委員長勤めてよかったです!


●昆虫フィールド51号(2006年1月) 2006年度上半期、森兵衛、三本木作品の紹介


●昆虫フィールド52号〜53号(2007年3月)〜(2007年5月) 第7回テラリウムコンテスト開催 森兵衛作品展1・2


●昆虫フィールド54号(2007年7月)森兵衛による新連載 三本木作品集「母なる世界」が始まる


●昆虫フィールド55号〜56号(2007年9月)〜(2007年11月)  森兵衛作品集 「母なる世界へ2」 「母なる世界へ3」