雑草地における

ヒメイワダレソウ植栽記録


UpDate/2017/6/28

植栽計画

計画区域/国土地理院衛星画像2007

A区域(緑)、B区域(黄) 2013/8

C区域(橙)、D区域(紫) 2015/5
C区域の3割程植栽完了

・A区域

2014年植栽開始


・B区域

2016年植栽開始
斜面上部の平な区域のみ植栽。他は大半が瓦礫のため、自然増殖とする。


・C区域(翠池よしいけ南堤)

2015年植栽開始


・D区域(翠池東堤)

2016年植栽開始
北側半分は翌2017年の植栽とする。


発端

水路の堤を覆うヒメイワダレソウ
愛知県東浦町 2013/11

鉢植えで冬を越し、成長したヒメイワダレソウ2014/06

植付け可能となったポット苗 2014/6

 秋も終わり頃、知多半島に出掛けた時、水路の堤が芝生を敷き詰めたように、きれいに整備されているのを見つけ、 車を降りて近づいてみると、それは「ヒメイワダレソウ」だった。 尤も、この時は名前すら知らなかったのだが、取り敢えず、道路まではみ出している部分を 数本、切って持ち帰って調べることにした。
 そして、芝よりも繁殖力が強く、アンダーグラウンドとして、にわかに注目され始めていることを知った。
 一節ごとに切って、ポットに刺してみたら一週間程で芽が伸び、10個のポット苗ができた。 又、残った3本程を植木鉢にも刺してみたのだが、これも上手く根付いてくれた。
 このポット苗をA区域に50cm間隔で植えてきた。 すぐに10cm程にはなったが、11月末には赤っぽくなって成長が止まってしまった。  翌3月末頃には、どこに植えたか分からない程に雑草に覆われてしまっていた。 それでも、丁寧に雑草を抜いていくと、緑色に戻った元気なヒメイワダレソウを見つけることができた。 その後しばらくすると、鉢植えの方も全面を覆うほどに成長してきたので、 先端を切って、ポット苗を作り、少しづつ雑草を抜いては、その苗を植えて徐々に植栽範囲を広げっていった。
 こうして植栽区域を広げながら、どの程度雑草対策になるのか調べていくことにした。
まさかこれ程簡単に根付くとは思っていなかったので、最初の頃の記録の写真を撮っていなかったのは、今更ながら残念。


A区域

植栽前 2013/8

写真-1(2014/6/25)

写真-2(2014/6/25)

写真-3(2014/6/25)

この区域(Bも含め)は、下の道路から高いところでは5〜6mあり、場所によってはきつい斜面もあり、草刈り機での作業は、かなり危険といえるし、 下の歩道の人の通行の度に作業を中断しなければならない。

平成26年(2014)
【写真-1】の手前は、前年(2013)の11月に初めて植えたポット苗が、この春からここまで成長している。 白い小さな花がちらほら咲いている。この程度なら咲かずに緑一面の方が遠目にはきれいだ。 ただ、翌年には白い花が密集して咲き、それはそれで見事なのだが、この時は、まだ、そのように美しく咲くことは知らなかった。

【写真-2】は写真-1 の奥(南)側を撮ったもので、植えてから2〜3週間といったところ。 その成長は、植えた地面の土によるのか、広がり具合にバラツキがある。 成長が早いところは、1日で4〜5cmも伸びる。

【写真-3】は、植えて間もないところ。植えて一週間ぐらいはこまめに水やりが必要だが、苗が小さすぎて見逃しやすい。 白やピンクの札はそのための目印。手前の雑草は、これから抜いて植栽していくところ。 この写真は写真-1、2とは逆の南から撮ったもので、A区域は北の狭いところから始めて、徐々に植栽域を南へ広げていく予定。
雑草を抜いては植栽を進め、7月には予定のA区域を完了。

写真-4(2014/7/15)

写真-5(2014/7/18)

8月末には、ほぼ全域「ヒメイワダレソウ」が覆うようになった。

写真-6(2014/9/3)

写真-7(2014/9/3)

冬は枯れて、一面赤茶色になる。所々の緑は雑草。

写真-8(2014/12/29)

写真-9(2014/12/29)

平成27年(2015)
 手前のピンクは「ツメキリソウ」。昨年、これも「さし芽」から植え付けたもので一か月ほど水やりを続けた。

写真-10(2015/6/13)

写真-11(2015/6/13)

写真-12(2015/8/10)

 徐々に上に盛り上がってくる。地面を這うように広がっていた頃に比べると、余り美しいとはいえない。 それでも、遠目には絨毯のようには見える。
 特に、壁際ではどんどん上に伸び、その下の内部では葉の枯れた茎だけが密集してしまっている。

写真-13(2015/9/15)

写真-14(2015/9/19)

平成28年(2016)
 夏、まだ枯れるには早いのに、元気がない箇所が気になっていたが、その内ほんとに枯れてしまった。 中を覗くと白いカビに侵されていた。ふわふわした石鹸の泡のようなものが茎や地面についていた。 「白絹病」だろうか。石ころだらけで、とても天地返しなどできない。 取り敢えずできるだけ深く刈り込んでいった。かなり広範囲に広がっていたが、木酢液をかけて様子をみることにした。 その後、それ以上拡大することはなかったが、新芽はほとんど出ることなく冬に入った。
 翌春、元気に新芽が出て回復していったので「白絹病」ではなかったかもしれない。

写真-15(2016/8/22)

写真-16(2016/8/22)

平成29年(2017)

写真-17(2017/6/22)

写真-18(2017/6/22)


B区域

 この区域は瓦礫が多く、植え込みができない。 そのため、A区域からの自然増殖に合わせて、草を抜いていくことにした。特に斜面は、瓦礫が崩れやすい。

写真-1 植栽前(2013/8/1)

写真-2 手前はA区域(2014/9/3)

平成28年(2016)
 瓦礫だらけの斜面は、イワダレソウの増殖に合わせて草を抜かないと崩れてくる。

写真-3 右のA区域から自然増殖(2016/8/31)

写真-4 自然増殖で斜面を上る(2016/8/31)

5月、上の平らで瓦礫の少ないところに、直接イワダレソウを植え込む。

写真-5(2016/10/26)

写真-6(2016/10/26)

平成29年(2017)
 植栽した上からの伸長と下からの自然増殖が、あと少しで繋がる。

写真-7(2017/5/28)

写真-8(2017/6/10)

写真-9(2017/5/28)

写真-10(2017/6/10)


C区域

平成27年(2015)

写真-0 植栽前のC区域(2014/5)

 池の南側で「クズ」の蔓がフェンスから石垣の斜面まで覆っている。 2、3メートルほど草を抜いてはポット苗を植えていったが、瓦礫が多くて掘りづらいため、直接さし芽を植えていくことにした。 幸い、ここでは水やりの水を運ぶ手間はいらない。
 草を抜いていくと、かつての護岸改良工事の時に植えつけた芝がわずかに残っていた。

写真-1 植栽域3割(2015/5/22)

写真-2 植栽域6割(2015/6/4)

 地中深く伸びて肥大化したクズの塊根に苦労する。

写真-3 まだ抜けていないクズの塊根(2015/6/4)

写真-4 抜いたクズの塊根(2015/6/6)

写真-5(2015/6/13)

 5月から始めて、6月中旬には植栽を完了した。頻繁に水やりをするためもあって雑草もすぐに生えてくる。 イワダレソウの生育が早いところは、雑草も元気だ。
 8月になっても中々成長しないところもあり、時々、手製の超長柄杓で水やりをする。

写真-7 草引き(2015/8/10)

写真-8 水やり(2015/8/10)

成長にはバラツキがある。

写真-9 (2015/9/19)

写真-10 (2015/9/19)

平成28年(2016)
 蓮の咲く翠池では、5、60センチの鯉やミドリガメが大きくなったミシシッピアカウミガメやカリガモ、アオサギなどをみることができる。
 草の根を抜くために地面を掘り返していると、時々亀の卵を見つける。

写真-11 ミシシッピアカウミガメ(2016/6/13)

写真-12 アオサギ(2016/8/10)


D区域

平成28年(2016)
 南側(C区域)に比べると1.5倍ほどあるため、今年半分、残りは翌年ということにした。

写真-1 (2016/5/22)

写真-2 (2016/8/10)

平成29年(2017)
5月再開。

写真-3 (2017/5/28)

写真-4 (2017/5/28)

 漸くこの区域(東側)の植栽が完了。

写真-5 (2017/6/22)

写真-6 (2017/6/22)

 折角伸びだしたさし芽も、すぐに草に覆われてしまう。

写真-7 (2017/7/5)

写真-8 (2017/7/5)



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