最初に紹介するのは名器レスポールです。ゆるやかなアーチを描いた気品溢れるボディー、高音部が弾きやすいようにボディが削られ、
エレクトリック・ギターの革命的存在とも言えるピックアップは、シングルコイルを二つ並べたようなダブルコイル(いわゆるハムバッカー
となっていて、コイルの巻く向きと磁極を逆にしてノイズをキャンセルする仕組みになっています。その音は甘く、
厚みがあり、伸びやかなサウンドが魅力です。
レスポールを手にしたミュージシャンの多くが、このモデルの魅力に取り付かれ、今も信者が増え続けています。
Flame Maple Topと呼ばれる、見る角度によって炎が揺らめくような、独特の杢目を持ったメイプル材を使用して、
高級感を打ち出したモデルが有名で、 発売当初は外側から内側にかけて赤色から、茶色、黄色に変化する「サンバースト」と
呼ばれる塗装が施され、特に赤色の褪色が激しく、経年変化による塗色の変化が独特の色彩美をもたらし、
杢目の美しさと相まって、これはもう芸術品です。
レスポールとは1950年代にジャズとカントリー&ウエスタンの中間をいくスタイルで次々とミリオン・セラーを連発した
人気ギタリスト、レス・ポール(1915-)。屈指のアイデアマンだったレス・ポールとギブソンが共同開発して、
1952年に発表されたソリッド・ギターがレスポール・モデルとして誕生したのです。
ジャズギターを中心に製作していたギブソンのレスポールを一躍有名にしたのは、
エリック・クラプトンの功績が大きいでしょう。ブルースブレイカーズのアルバムにゲスト参加し、
レスポール+マーシャルアンプの組み合わせによるディストーション・サウンドは「極上のサウンド」と絶賛された。
しかし彼は後にレスポールからストラトキャスターに音楽スタイルとともに変化しました。
もう一人の大きな存在は、レッド・ツエッペリンのジミー・ペイジが演奏する姿を見て、
ミュージシャンになりたいと思った人が数多くいたはずです。長いストラップで腰よりも低い位置で弾く姿は、
「エレキギターは低い位置で弾くもの」という流行になりました。
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