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■父の歌集
http://www.wa.commufa.jp/~junko_k/kashu070102.JPG
私の生まれたころのところを見てみると、私のことを詠んだ作品が載っています。
”起き返りが漸くうてる子となりぬ顔をあげつつ声たてて笑う”
”わが声をまねて返事をする子あり山彦よりもさやけき朝に”
”膝の子が耳をすませてきき入ればわが朗詠もたのしと云はむ”
”叱りたる子は背なにして寝入りたり心頭冴ゆる梢の凍て星”
”泣けるだけ泣きたる後にお父ちゃんと泣きやみし子が我に呼びかくる”
”正月五日夕日明るく風止めば靴はきし子を土におろしやる”
”遠蛙泣き止まぬ子を抱きて出る外の面は星もうるみある夜”
”よちよちと家鴨のごとく歩む子の手を引きてゆく春の祭りに”
”遊び台に子供と乗りてゆれうごく夜空の星も美しきかな”
吉本 弘
わたしの小さいときは難しい子で、いつも夜泣きをして、父は仕事で疲れて
帰ってきているのに、また私を抱いていつも外であやしていたと、母が申しました。
すぐ下に年子でわたしの妹が生まれたので、わたしも、赤ん坊ながら
不満がたまっていたのでしょうかね。
ともかく親には感謝です。
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