はじめて聞いた方はみなさんアングラですか?とおっしゃいますね。そういう意味では見かけ倒しというか、肩透かしというかで申し訳ないです。自分たちではコジャレたネーミングと信じてつけたんですが、道具や衣装の領収書を書く時になって世間様の冷たい目にさらされると、あぁ、やっぱマズいかなこれ、と思ったりもします。でもなんだか名前を変えるには機を逸したという感もありますので、そのままずんべらと看板を掲げたままにしてあります。
そもそもの由来は浅田彰氏と島田雅彦氏の対談の中で出てきたワードだということらしいのですが、どんな文脈で出てきたワードかも分からずに語感で選んでしまいました。一応劇団の意味付けとしては「人が集まって何か新しいものを生み出す場所」というつもりでおります。旗揚げ当初は集団演出といいますか、台本を個々の役者が書いて構成したり、エチュードによってシーンを作ることもやっていましたから、意味的には、はずれてないのかなぁと思ってます。現在は1本の台本をもとにして芝居を行っていますが、役者と演出の共同作業の中で台本の言葉を作り直すというか紡ぎ直す作業を行っていますから、これも意味的にははずれてないんじゃないでしょうか。いずれにせよ、一人よりも二人、二人よりも三人で一緒に考えてつくりましょう、ということにしています。みんなで作る、というか役者がつくる。この考え方は旗揚げの時から変わっていないと思います。 |