
公明新聞 掲載日:1998/05/30 急増する不登校生に対処/三重県四日市市/心理治療士など増員/公明が推進/適応指導 教室の整備も/【写真】 三重県四日市市は、全国でもユニークな不登校生の支援システムである教育相談研究室 と適応指導教室(ふれあい教室)の充実・整備に力を入れるなど対策に全力を挙げて取り 組んでいる。 今年度からは、教育相談教室に、セラピスト(心理治療士)を一人増員して四人。これ で月曜から金曜日までの週五日間、フルタイムで不登校生などのカウンセリングや遊戯治 療といった心理的な加療を行えるようになった。 「ふれあい教室」には、臨時指導員(元小学校長)を一人増員し、五人の指導員体制を 確立。進路指導を含め、一層キメ細かな対応が可能に。さらに、同教室内にカウンセリン グルームを増設し、不登校の子どもと、その保護者が別々に相談・指導に応じられるよう にする。 ふれあい教室は定員十五人。不登校の子どもにとっては、悩みや疲れた心をいやす“オ アシス的存在”で、昨年度の実績として、同教室から七人が高校に進学、十二人が学校復 帰を果たしたという。 四日市市の不登校生(五十日以上の長期欠席者)は、九二年度には、小学校十三人、中 学校六十五人の計七十八人だったが、九六年度は小学校二十四人、中学校百二十三人の計 百四十七人とほぼ倍増。教育相談研究室には、昨年度、百四十八件の教育相談が持ち込ま れたが、登校拒否の相談が八十件と最も多かった。 急増する不登校生に対処するため、市議会公明の伊藤修一議員は、昨年九月定例会で、 「教育センターでの夜間の教育相談を行うほか、適応指導教室としても地域での出張相談 や巡回教室など、さらに自宅での訪問指導ができるような体制の充実と強化が早急に必要 だ」と主張。これに対して、佐々木龍夫教育長は「今後、専門相談員を増員することで複 雑な課題を抱えている不登校生に適切にキメ細かに対応していきたい」と答えていた。

公明新聞 掲載日:1999/02/10 外国人と交流の場を/三重県四日市市/小学生40人が参加/初の子ども議会開催/【写真】 「みんなで創りだそう 新しいまち 四日市」――をテーマに三重県四日市市ではこの ほど、市教育委員会主催による初の「子ども議会」が市議会議場で開かれた。市内各小学 校を代表して六年生四十人が“一日議員”として出席。うち二十一人が、教育・人権、環 境、福祉・健康、国際理解、まちづくりの五分野にわたり井上市長らに鋭い質問を浴びせ た。また傍聴席にも多くの父母が詰め掛け、熱心に耳を傾けていた。 子ども議員は「体が不自由な人のために学校にエレベーターを付けて」「整備された川 を昔のように入って遊べる川に」――など日ごろ疑問に思ったり、考えていたことを次々 とただした。ダイオキシン問題や外国人差別なども取り上げ、国際理解問題では、市民が 外国の人ともっと交流できるよう「交流の場」をつくるべきだとの提案も。市当局者は「 努力します」などと懸命に答えていた。 子ども議会の開催は市議会公明党伊藤修一議員が、かねてから主張。一九九七年 九月定例会で、伊藤議員は「毎年、少年自然の家で中学生サミットが開かれているが、十回目 を子ども議会として開催してはどうか」と迫っていた。