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自然と遠くなりつつある私たちの生活。
「文明との仲良しだけでいいのかな?」というのが、「四季の詩」の原点です。
文明へのかたよりは、どこかに何らかのひずみを生み出すものです。
第11集の「コスモス日記U」は、都会の片隅に孤立して、うつうつと暮らす人々へのメッセージであり、「心のふる里」への回帰を示唆した作品でした。
第12集「ホタルの夢U」では、戦後60年とはいえ、今なお原爆・空襲で「人生の時計が止まってしまった・・・」と嘆く読者からの頼りが届きました。
過去は過去として、「心の整理」を共に考え、明日からの人生に「灯りともし」を願って、ホタル君に登場してもらったのでした。
今回の第13集「紅い椿の花咲く森で」は、混沌の時代に生きる閉じこもり傾向である若者たちの「閉塞感」への呼びかけがテーマです。
うつ病、ついには自死に至る、痛ましい事例も多く耳にします。そうした痛みを抱えながらも、社会の歩みは依然、自由経済第一主義であり、まさに「レミングの行進」が続いています。
一度、立ち止まって、「自然体」に座標軸を戻してみることの大切さを思います。
お互い、「人生、あなたが主人公。君は君のままでいい。」のです。
人生は理屈ではなく、心の共鳴であり、求めれば、出会いの不思議さ、おもしろさも味わえるものなのです。
「人生を空しいと感じるなんて、もったいない!」
「自分が信じられないなんて、寂しいよ!」
森の小鳥がアライグマにささやきました。
「元気を出そうよ! 口笛 吹いて!」と・・・・。 |
加藤芳明氏
1940年名古屋に生まれる。東洋大学大学院哲学科を中退して、教師になるも病を得て退職。現在、教育・医療相談にあたりつつ、創作活動を続けている。岐阜県関市在住。 |
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