めいちゃん 小菜廳


めいちゃん危機一髪!シリーズ

〔めいちゃんのストーカー体験!〕
まるまるライン

こんにちは!香港の小坊主めいちゃんです。
さぁ、今回から新しいお話しだよ。前回の犬肉ナベが好評だったから、
けっこうプレッシャーあるんだけど、がんばっちゃうんで よろしくぅーーー!
それじゃ、現在開始!!!!



みなさんは、ストーカーに狙われた経験はありますか?
めいちゃんは、そんなにすごい体験ではありませんが、ちょこっとあるんですよー。
まぁ、その頃は「ストーカー」って言い方はまだしなかったんですけど、思い込み激しい人ってやっぱり怖いですよね。

《中国旅行後に起きたあるできごと》

めいちゃんが日本の大学を卒業するちょっと前の事です。
めいちゃんも「卒業旅行」とやらで、中国を一人で旅行していました。これは2度目の中国旅行で、まぁ慣れたもの。前回は各地で旅行中の日本人大学生と出あい、その後も友達付き合いをしていたので、今回もいろんな人と友達になれたらいいなぁーっと思ってました。
実際仲良くなって写真の交換等をした人もいました。

西安から北京に向かう列車の中で、ドイツ人2人組と日本人大学生の2人組に知りあいました。
どちらも男性です。皆北京で泊まるホテルは決めていました。偶然おなじ華僑飯店。ここはドミトリーもあって、繁華街にも近く、安いというのでバックパッカーには人気だったのです。

列車を降りてみんなで華僑飯店に向かいました。
もう夜もかなり遅かったと思います。着いてみると、やはり中国のこと部屋はあるのに「没有!(ない!)」のお出迎え。でも、ねばると出てくることもあるので、とりあえず5人でねばってみました。するとでてくるにはでてきたのですが、男性2人分だけ‥‥‥。そしてドイツ人がその部屋に泊ることになり
ました。

めいちゃんと日本人男性2人組は、華僑飯店で紹介された少し離れた安ホテルまで向かいました。
そのホテルはシャワーはめちゃくちゃ汚くて使えないものの、ベットは清潔だったのでとりあえず1泊する事にしました。その次の日、めいちゃんは朝から華僑飯店に行き、フロントで座り込み作戦!ねばりにねばってきれいなドミトリーに泊れる事になりました。

その日本人大学生2人組は、シャワーの汚い安ホテルに居続けることになったのですが、中国語もできないので、めいちゃんと一緒に万里の長城ツアーや、北京ダックを食べに行ったりしました。それで当然お互いのカメラで写真を撮ったりで、住所を交換し日本に帰ったら郵便で送ろうとなった訳です。

この2人組は、高校時代の同級生で、A君はストレートで有名なK大に入って4年生だったのですが、B君は3浪してやっと関東のある地方の無名大学にやっと入ったという人達でした。
その時A君はなかなかさっぱりしてて好感がもてるタイプだったのですが、B君は何かというと自分を卑下してコンプレックスの固まりみたいな人だなぁっと思ったのを覚えています。

そして日本に帰り、めいちゃんの就職し(たった数カ月で辞めてしまったんですけど‥‥‥)宮城県の田舎町に研修で暫くいることになりました。
ある日、めいちゃんが仕事をしていると、「お客さんよー」と呼ばれました。
お客さんが来る訳ないので変だなぁーっと思いながらも行ってみると、なんとそのB君が立っているではないですか!
えぇーーーーーー!どうしてここがわかったの?????
もうびっくりです!B君は私が言った会社の名前や研修に行くんだ等の内容からここを探してきたんだそうです。でも、宮城県までわざわざ????
「兄貴の用事で盛岡に行かなきゃならなかったから‥‥‥」
いくらなんでも盛岡に行くのに仙台から電車で30分以上もかかるこんな所まで来るなんて変だなぁーとめいちゃんは思いました。
それでちょっと立ち話をした後、B君は帰って行きました。

その時、めいちゃんはついついうっかり「再来週3日ぐらい東京にかえるんだぁ」っと言ってしまったのです。
それが、またまたちょっとした出来事になろうとは‥‥‥


《中国旅行後に起きたあるできごと 2》


そんなこんなで2週間がたち、めいちゃんは会社の用兼休暇で東京の実家に帰りました。
久々の実家です。そんなに時間はないものの、会社の事で外出する以外は出来るだけ家にいたいめいちゃんでした。
そして2日目、りーんりーーん♪ 電話が鳴って、めいちゃんがでてみると、

「よぅ。元気?おれ。東京に帰ってたんだね。」

妙になれなれしいしゃべり方。そう、2週間前に突然東北に現れたB君でした。
「うん、帰ってきたよ。」
「東京まで出てくから、会えないかなぁ?」
会えないかと言われても、明日の夜にはまた東北に戻らなくてはいけません。
それに、なんだかちょっと面倒臭かったのもあって、時間もないし出てきてもらうの悪いし、こっちも忙しいし、等と色々理由をつけて断ろうとしたのです。
「今週帰るって言うからせっかく電話したのに。」
「それは、悪かったけど、出てきてもらおうとかそういうつもりじゃなかったし・・・」
「そっちまでいくよ!」
「いいよ。出てこなくて。本当に時間ないから。」
B君はなかなかひきません。
「本当に悪い!時間ないの。ごめん!」
「せっかく中国で撮った写真渡そうと思ったのに。」
なんだか悪いなぁっと思っためいちゃんは、東北に送ってくれと住所を教えてしまいました。
それでやっとB君はあきらめてくれたのです。

うまく書けないけれど、今思うとかなりしつこかったです。
めいちゃんの言い方も悪かったのかもしれませんが、群馬か栃木からわざわざ出てくるなんて言いだすとは思ってもいませんでした。それに実際に時間がありませんでした。

それから暫くして写真と一緒に手紙が届きました。
その手紙というのが勝手に思い込んだ、まるで彼氏が彼女に送るような手紙だったのです。
なんかいやだなぁーっと思っためいちゃんですが、写真を送ってもらってお礼を言わないのも良くないしと思い、一応写真ありがとうという挨拶程度の返事をだしました。

この時は、ただ単にB君がめいちゃんの事を好きになってしまったのかな?でも、こっちにその気はなし・・・ぐらいにしか思ってなかったのですが、だんだんB君の方がエスカレートしてきたのでした。


《中国旅行後に起きたあるできごと 3》

写真を送ってもらったのでお礼程度の手紙を出して間もなく、またまたB君から手紙が来ました。

ぎぇ!また来た!

中身は思い込みの激しいラブレターのようなものでした。
なんかいやだなぁ。

B君曰く「中国で出会ったのは運命的」とか・・・。
はっきり言ってめいちゃんにその気は全くありません。中国で出会った何人もの日本人の中の一人でしかないのです。
今思えばここではっきり断っておけばよかったのでしょうか?
でも、めいちゃんははっきり断ることもできず、手紙の返事を出さないと言うことで意思表示をしようと思いました。手紙の返事が来なければ、普通は駄目なんだと気が付くはずです。
ところがB君はそんな人ではありせんでした。

暫くするとまたまた手紙が来ました。
「仕事が忙しくて返事を出せないのかな?」
B君は、めいちゃんが返事を出さない事の意味を全くわかってはいません。
なんでも自分に都合の良いようにとっている内容でした。

まいったなぁーーーーー・・・。

一緒に寮(と言っても会社が借りたアパート)に住む同僚達に相談しました。
やっぱり皆も無視が一番!下手に返事なんか出さない方がいい!との意見。
めいちゃんは断固無視する事にしました。

まぁ、運が良かったのは、めいちゃんの部屋には電話がなかったと言うことです。ですから、連絡を着けようとしても手紙しか方法がなかった。もし、電話があって、B君が電話番号を知っていたら、手紙の代わりに電話でバンバン攻勢をかけてきたでしょう。あー、コワ!

そしてまたまたB君から手紙が来ました。

「返事が来ないのは、自分がA君と違って3浪で、しかも無名のたいしたことない大学に行っ
てるからか?」


そんな事がかいてありました。
B君のA君に対するコンプレックス、B君自身に対するコンプレックスでいっぱいの内容で、めいちゃんは、もぅーー!いい加減にしろぉーーーー!!!と思ったのでした。
この人は、人の事が全然わからない人なんだなぁっとあきれ、そしてちょっと怖いなぁと感じました。

そうこうしてまた何日かたち、会社から帰ってきてポストを覗くと、往復はがきが1枚・・・

往復はがきなんて珍しいなぁー・・・

そしてその往復はがきに書いてあったことは・・・

「白紙でもいいから、返事ください!!!」

何これぇーーーーーーー!!!!

背筋にゾゾゾォーーーーっと恐怖が走りました。その頃まだ少しはすれてなかっためいちゃんは、怖くて怖くてたまらなくなり、すぐに一番仲の良い同僚に相談しました。
「だめだよ!返事なんかだしたらだめだよ!!!白紙でも絶対にだめ!」
そうだ!返事なんか出さないほうがいい!

そのはがきがあるだけで、まるで見られてるような恐怖感を感じためいちゃんと同僚は、往復はがきをビリビリに破いてごみ箱に捨てました。

本当に白紙で返事を出したら、どうするつもりだったのでしょうか?
白紙の返事はB君にとって、何を意味するものだったのでしょうか?

もうこれで終わり!もう手紙も来ないだろう!めいちゃんに再び平和な日々がやってきました。
そして毎日会社に行く平凡な生活に戻り、B君の事もほとんど忘れたある日・・・

その日、めいちゃんは午後出勤で会社に向かって歩いてました。
めいちゃんがいた宮城の小さな町は、駅から会社まで歩くと30分はかかります。その間にある寮から会社まででも、やぱり20分はかかるのでした。

ちょうど外回りの同僚が車で通りかかりました。
「よっ!乗ってけよ。ちょうど会社に戻るところだから!」
やったぁー!めいちゃんは助手席に乗せてもらいました。そして大きな川にかかった長い橋を渡っていると、
橋の向こうからこちらに向かって歩いてくる若い男の人がいます。

まさか!?

ビュゥーーーーン! 車は一瞬のうちにその男の人とすれちがいました。

でも、その一瞬に!めいちゃんはその男の人としっかり目が合ってしまったのです。
まるで時間が止まったような感じでした。そして、めいちゃんの背筋に寒けが走りました。

B君だったのです!!

なんでこんな所を歩いてるのぉ???なんでこんな時間にこんな所を歩いてるのぉ?!

その時から数日間は、いつB君が現れるかと怖くてしょうがありませんでした。
会社からの行き帰りも、必ず誰かに付き合ってもらいました。

そして、B君から1通の手紙が来ました。

「あの日、君に会いに行ったけど、会社にいなかったから帰ろうと思ったら、橋の上で君が男の人と車に乗っているのを見ました。そういうとこだったんだとわかった。さようなら。」

ただそういうふうに書いてありました。
B君は、めいちゃんが一緒に車に乗っていた同僚をめいちゃんの彼氏を勘違いしたのです。
でも、そのおかげで以後B君からは何のモーションもありませんでした。

めいちゃんの優柔不断もいけなかったとはいえ、世の中思ってもないように物事をとる人もいると言うことを、この時初めて知りました。
くわばら!くわばら!

《終劇》


あとがき

今思うに、やっぱり始めにはっきり意思表示しておくべきだったのかもしれません。
でも、それまで旅行中に出会った人たちがみんなとても気の合ういい人で、ずっと友達付きあいしていた事もあり、こんな事になろうとは、思いもしませんでした。

そして、この事をきっかけに「住所・電話はむやみやたらに教えない」という教訓を得ました。
これはネットでも同じですよネ。なかなか難しいもんです。


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