「平針の里山」の概要 その1
平針運転免許試験場の西側、社会福祉法人(平針福祉会)の南に名古屋の里山の原形を残す約10haの緑地帯があります。ここでは、2007年まで個人の農地として稲が作られ、果樹園としても利用されていました。ところが今この緑地は開発の危機に直面しています。
この緑地は,名古屋に残された希少な価値を持つもので、その特徴は以下の5点です。
(1)湧水のあるため池が4ヶ所あり(2)それに付属する湿地には、トウカイコモウセンゴケ、ミズスギ等の植物が一面に繁茂しています。(3)ため池の南には3面にわたる棚田があり、(4)その東には柿畑と梅林があります。また、(5)緑地の北側にはコナラを中心とした広葉樹林と竹林が広がっています。このような多くの特徴を持つ里山を、緑地として保全することは、以下のような多くの価値をもたらします。
1)都会で、身近な自然に触れることは、子どもの感性を豊かにし、市民の憩いの場となります。
2)この里山には色々な生き物が棲んでおり、生物多様性の保全および学びの場所となります。
3)森、ため池、水田など、まとまった緑の効果により、ヒートアイランドの緩和に役立ちます。
4)タケノコ、ウメ、カキやイネの生産過程が都会のなかで観察・体験できます。
5)森やため池、水田の保水・遊水機能により、豪雨時の洪水調整機能が期待されます。
6)森の大気浄化作用による、大気汚染の軽減が期待されます。
7)森の炭酸ガス吸収機能により、温暖化防止効果が期待されます。
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