ソニー・ロリンズ

ウェイ・アウト・ウエスト 2003年5月4日
( ̄ー ̄☆ ソニー・ロリンズ最初のピアノレス・アルバムだけど、いきなりでなんだけど面白味は今ひとつ・・・
(o・ω・)o  BGM感覚で聴くとダメね。腰をすえて大音量で、かつ真正面から取り組まないと良さわからぬ。
( ̄ー ̄☆ そんな感じだ・・・確かにロリンズのプレイはすばらしいと言うかすごい。落ち着きがあって、イマジネーションとリズム感が突出している。時折見せる、フッと考えるような間がここぞというところで入る。恐るべき才能だ。ただピアノなしはどうかな?ロリンズの才能をまざまざと見せつけられるだけで、気楽にCDプレイヤーにかける気がしないんだよなぁー。
(o・ω・)o  シェリー・マンの軽いドラムミス・マッチのような・・・まぁ、リズム・セクションがおとなしい分、ロリンズが自由にのびのびプレイできるようになっているのは確かだけど。
( ̄ー ̄☆ あえて聴きどころを挙げるとしたら、<俺は老カウボーイ>シェリー・マンがパカパカと馬が歩くような感じを見事に表現していて面白い。
(o・ω・)o  これはノリもまあまあで、なかなか良しね。あともう一つ、ジャケットのカウボーイ姿のロリンズも洒落ててgoodね。

サキソフォン・コロッサス 2002年12月1日
知名度においてジャズ史上最高の名盤であろう。真っ青な背景にサックスを吹くロリンズの影が浮かぶ強烈な印象のジャケットは、LPレコード時代、背景の色が緑のものがあって、マニアの間でとてつもない金額で取引されていたとか…
ジャズの初心者なんかには良く薦められたりする。私もジャズを聴き始めてまもなく手にとったが、メロディの面白さはともかく、プレイ自体はなかなか難しいと感じたものだ。全曲通して決定的名演といえるもので、躍動感に満ちたまさしくジャズの王道を行く作品といえよう。
<セント・トーマス>
ユーモアに満ちたこのメロディは、ジャズを普段聴かない人も耳にしたことが多いだろう。しかしメロディが終わり、アドリブに入るとロリンズのプレイに一種の緊迫感が感じられるようになる。結構抜き差しならないハイレベルなテクニックを駆使した演奏だ。
<ストロード・ロード>
短くカットしたフレーズが面白い。力強くドライブするロリンズのテナーが楽しめる。
<モリタート>で見せるロリンズの歌心は格別だ。特にテーマが終わった後の長いソロは、彼が絶好調であることを示すのに充分なものである。フラナガンの軽めのピアノ・タッチソロもまた良い。
<ブルー・セブン>
妖しい雰囲気を感じさせる。他の4曲とは明らかに雰囲気が異なり、ロリンズ以外にもローチ、フラナガン、ワトキンスが独創的なソロを放っている。
ただ評価は☆4にした。演奏自体は文句なしだが、世間の評判ほどいいとは思えなかったから。まあこれはあくまで個人的見解なのであしからず…
本アルバムのマイベスト<セント・トーマス>

ワーク・タイム 2002年11月28日
あの伝説の名盤『サキソフォン・コロッサス』の前年に吹き込まれた、ロリンズ躍進の一枚である。とにかくこの時期の彼のプレイは、溢れんばかりの元気のよさが印象的である。抑えようとしても抑えきれず、次から次へと快活なアドリブがこぼれ出てくるような感じ。努力を重ねて頂点に登りつめるジョン・コルトレーンとは対照的に、天性の資質で君臨するサックスの王様といったところだろうか。
<ショウほど素敵な商売はない>
これを聴くと、ロリンズはバラードよりアップ・テンポの曲で本領を発揮するタイプだなと思う。バックのリズム・セクションの音像がややぼやけているのに対し、ロリンズのテナーは信じられないくらい輪郭がハッキリしており、ゴリゴリとした強力な音の弾丸が耳に飛び込んでくる様は、いいようがないほど快感である。
<レインチェック>
タイトルの意味はよく分からないが、なかなか面白いメロディーである。ロリンズとマックス・ローチのドラムが抜きん出て素晴らしい。
<ゼア・アー・サッチ・シングス>
ここではレイ・ブライアントの優しく、とことん美しいピアノ・ソロが非常に印象的。
<イッツ・オールライト・ウィズ・ミー>
ユニークな名演。ロリンズとローチの高速プレイは圧巻だ。
本アルバムのマイベスト<ショウほど素敵な商売はない>


テナー・マドネス 2002年9月2日
ソニー・ロリンズとジョン・コルトレーン唯一の共演が納められた貴重なアルバムである。といっても共演は1曲目の「テナー・マドネス」だけで、あとはロリンズのワンホーン・プレイである。
さてその<テナー・マドネス>であるが、演奏時間が12分以上もあり、じっくりと両者のかけ合いが楽しめるものになっている。雰囲気はいたってリラックスしたもので、コルトレーンは朴訥な感じのプレイを繰り広げ、ロリンズの方はいたってマイペースである。脂にのったロリンズと絶頂期を控えた小さな輝きが見えるコルトレーンのプレイを比較できる必聴トラックだ。
他には3曲目の<ポールズ・パル>も心地よい演奏だ。ベーシストのポール・チェンバースに捧げられたロリンズの名曲で、ここではそのチェンバースのソロが渋くて良い。
・本アルバムのマイベスト「テナー・マドネス」