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オリバー・ネルソン
ブルースの真実 2002年10月13日
オリバー・ネルソンの最高傑作といって間違いない名盤。正直私は彼のほかの作品については全然知らない。タイトルはやや大げさじゃないかと思うが、全曲ブルースを基調として実験的な試みがなされている。
<ストールン・モーメンツ>はこのアルバムのハイライト。フレーズに輝きがあるハバード、珍しくフルートを操るドルフィー、静かでミステリアスなネルソン、モダンなピアノ・タッチのエバンスとそれぞれの個性を大切にしながらもきわめて精緻にサウンドを組み立てているネルソンの力量に感服する。広がりを持った重厚なサウンドが間近に迫ってくる迫力は筆舌に尽くし難い。
他にも陽気でエキサイティングな<ホー・ダウン>、流れるようなメロディーが特徴の<カスケイズ>、ハード・バップとしか思えないノリのよいブルース<ブッチ・アンド・ブッチ>、ドルフィー・ネルソンのシュールなソロが印象的な<テニーズ・ブルース>など、音楽を知り尽くしたオリバー・ネルソンの芸術的とも言える手腕が縦横無尽に発揮された名作だ。

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