ハンク・モブレー


ハンク・モブレー・セクステット 2004年5月23日
( ̄ー ̄☆  いうまでもなくフロントに二人の優秀なトランペッターを配置したおかげで、ハンク・モブレーは完全に陰に隠れている。

(o・ω・)o  リー・モーガンとドナルド・バードね。二人ともクリフォード・ブラウンの再来と言われた逸材で、火花の散るバトルが楽しめる。

( ̄ー ̄☆  モーガンの若さ溢れる闊達なプレイ、バードの懐の深いやや暖かみのあるプレイが、個性を際立たせていて面白いね。

(o・ω・)o  全てモブレーの作曲というところからみて、自身の演奏よりもプロデュース面に力をいれているんじゃない?

( ̄ー ̄☆  いい曲作るからねぇ、モブレーは。ラストの曲名なんか<モブレー・マニア>だぜ?モーガンとバードが堅固で揺るぎ無いアドリブを組み立てたあと、地味でもやもやしたモブレーのアドリブに引き継がれる(^^)

(o・ω・)o  個人的に好きなトラックは<ダブル・ワミー>。モブレーもここだけは結構頑張って、リズミカルにスイングするよ。

ザ・ターンアラウンド 2004年4月4日
( ̄ー ̄☆ モブレーのアルバムはほとんど1曲目に最高にファンキーな曲を持ってくる。<ザ・ターンアラウンド>はそんな期待を裏切らないハッピーでスインギーなモブレーのオリジナル。

(o・ω・)o
 6曲中5曲が彼のオリジナルで、作曲家としてもすぐれた人ね。それと面白いのが2曲目の<イースト・オブ・ザ・ヴィレッジ>と3曲目の<ザ・グッド・ライフ>。ピアノにハービー・ハンコックを登用して、特に<グッド〜>でモブレー・ハンコックの異色コンビプレイが聴けるよ。

( ̄ー ̄☆ <マイ・シン>でのモブレーのバラードも捨てがたい。訳して私の罪?それはともかく、決してうまくはないけれどなんかホッとする演奏だ。

(o・ω・)o  癒し系ジャズマン ハンク・モブレーここにあり!

ハイ・ヴォルテージ 2004年1月3日
( ̄ー ̄☆ 1967年録音。モード・ジャズやフリージャズがジャズ界をリードしていたこの時期に、頑ななまでにハード・バップにこだわったモブレーの心意気やよし!
(o・ω・)o  最初の1音ですぐにモブレーの作品とわかるね。これぞモブレーサウンド。
( ̄ー ̄☆ <ハイ・ヴォルテージ>は最高だ。ファンキーなテーマのあと、トランペットのブルー・ミッチェルが地味だがカッコいいソロを披露。続いてモブレーが包容力のあるテナーをプレイしたかと思えば、今度はジャッキー・マクリーンのちょっと高音の強い癖のあるアルトが鳴り響く。ハード・バップの王道を行く爽快なプレイだ。
(o・ω・)o  ジョン・ヒックスのピアノがバックでリズミカルにテーマを刻むあたりも忘れがたいね。
( ̄ー ̄☆ モブレーファンなら絶対はずせない欣喜雀躍の名演が<ノー・モア・グッドバイ>。モブレーのプレイにスポットが当てられたスローバラードだ。この情緒にあふれたテナーはただもんじゃないよ。
(o・ω・)o  カーッ!聴かせるねぇ・・・バックのヒックスのサポートも優しいタッチで最高ね。あと<ボサ・デラックス>のボサノバ風サウンドもフロント3管のソロが個性的で楽しいよー。

ソウル・ステーション 2003年8月17日
(o・ω・)o  『ロール・コール』『ハンク・モブレー・クインテット』そしてこの『ソウル・ステーション』。この3つを集めるとさて何になるでしょう?
( ̄ー ̄☆ うーん。いずれもモブレーが1人で写真に写っているが・・・
(o・ω・)o  ブー!答えは信号。色をよく見たまえ。『ロール』は赤、『クインテット』は黄、『ソウル』は青だ。
( ̄ー ̄☆ なるほど。(でも信号の青は本当は緑色だが・・・・)この3枚を並べるとカラフルで面白いね。
(o・ω・)o  そしてこの青モブレーは、世間のご多分に洩れず3枚の中では一番のできね。
( ̄ー ̄☆ メロディがなじみやすく、ノリがいい。ピアノにウィントン・ケリー、ベースにポール・チェンバース、ドラムにアート・ブレイキーと言う黄金のカルテットだからなおさらだ。
(o・ω・)o  冒頭の<リメンバー>はまさにモブレー・ジャズの真骨頂。朴訥としながらも抑えるところは抑えて、うまく感情をコントロールしてる。
( ̄ー ̄☆ 退廃的というか楽天的というか、色々なムードを感じる<ソウル・ステーション>は、思わず手拍子を入れたくなる。このアルバムの最もすばらしいところはリズム・セクションが表に出ず、ひたすらモブレーをサポートすることに徹しているところだね。アート・ブレイキーなんて下手したらバカバカ叩いてフロントをぶっ飛ばしかねないけど、このアルバムに関しては、ちゃんとモブレーを立てている。
(o・ω・)o  フロントがモブレー1人というのがよかったんじゃない?2人以上いると地味なモブレーは影が薄くなるから・・・

ハンク・モブレー・クインテット 2003年8月2日
(o・ω・)o  「きゅ〜!」とため息のような叫びのような悲鳴のような、もう何だかよく分からないものが思わず出てしまうブルージーなテーマが魅力の<ファンク・イン・ディープ・フリーズ>。まさしくこれ一発でフリーズしちゃうよん。
( ̄ー ̄☆ ハンク・モブレーのメロディはここぞというときの右ストレートが強烈!アルバムの最初の出だしで一発KOされたよ。
(o・ω・)o  アルバム6曲すべてモブレー作曲の固め打ちだよ〜ン。ジャケットの黄色いモブレーが夏にふさわしいHOTなプレイをお届けするよ〜ン。
( ̄ー ̄☆ さて、ほかに印象的な演奏は、<ワン・アンド・ゼイア・オフ>。クインテット全員が疾走する快感。ミドルテンポでファンキーな<ステラワイズ>。特にホレス・シルヴァーのビビッドなプレイが刺激的。
(o・ω・)o  渋〜いブルース<ベース・オン・ボールズ>で、クール・ダウンだよ〜ン。

ディッピン 2003年1月7日
『ソウル・ステーション』『ロール・コール』など、愉快で楽しいアルバムを送り出してきたハンク・モブレーはなぜ評価されないのか?確かに飛びぬけて上手くは無い。しかし暖かでマイペースなプレイ・スタイルには非常に好感が持てる。本作は、モブレーのマイペースで楽しいというイメージが前面に押し出た名盤である。
<ディッピン>
モブレー作曲。このファンキーかつノリのよさは圧倒的。モブレーはさりげなく熱いフレーズを繰り出すし、モーガンは切れが良く、メイバーンのピアノはずば抜けて輪郭がハッキリしており、リズミカルにバッティングする。ただメロディは少し古い気がする。
<リカード・ボサ・ノヴァ>
バックのリズム・セクションの盛り上げで、モブレーとモーガンが気持ちよくスイングする。メロディーのよさに注目だ。
<ザ・ヴァンプ>
モーガンのソロが自在に動き回った後、スッとモブレーが入り、すぐに自分の世界を創り上げる。リズミカルだが、危ない感じのするプレイだ。
<アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォー・ミー>
ファンキーなプレイが目立つモブレーだが、ここではしっとりと静かに歌う。この濃厚な味わいは、並みのプレイヤーには絶対出せないコクがある。モーガンのミュートはメイバーンのサポートと見事にマッチして絶品。メイバーンのピアノ・ソロは力強い美しさに彩られている。

本アルバムのマイベスト<アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォー・ミー>

ロール・コール 2002年10月7日
ハンク・モブレーといえば”B級テナーマン””平凡””モソモソ吹いているだけ”などあまり評価のよろしくないイメージがジャズファンの間にはあるようだが、私は彼の音楽が非常に好きである。テクニックがどうというのではなく、常にリスナーを楽しませようとする姿勢に好感が持てる。本アルバムの6曲中<ザ・モア・アイ・シー・ユー>を除く5曲がモブレーのオリジナルで、モブレースタイルを味わうにはうってつけの楽しいアルバムである。彼の音楽には小難しい所は一切なく、純粋にジャズの楽しさに触れられる。名作『ソウル・ステーション』のメンバーにトランペットのフレディ・ハバードを加え、よりエネルギッシュになった本アルバムの1曲目<ロール・コール>はアート・ブレイキーなど強力なリズム・セクションに支えられてモブレー・ハバードが勢いよくドライブする。
<テイク・ユア・ピック>はモブレー・ハバード・ケリーの順でノリのよいソロが展開された後、チェンバースの骨太で渋いソロが存在感を主張する。
<ア・バプティスト・ビート>はテーマが非常によい。ただもう少し演奏時間が短い方がよかった。
唯一のスタンダード曲<ザ・モア・アイ・シー・ユー>はモブレーの歌心溢れる演奏が印象的で、それとは対照的に<ザ・ブレイクダウン>では、ハバードの火の出るような演奏がよかった。

本アルバムのマイベスト<テイク・ユア・ピック>