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ウイントン・ケリー
ケリー・ブルー 2002年11月10日
ウイントン・ケリーのピアノは、スインギ−で明るい音色が大きな特徴である。ピアニストとしてはサイドに回って、数々の名作に関わり、特にマイルス・デイビスのグループに所属していた時は、的確にセンスの良いサポートをしている。ただリーダー作を見た場合、あれほどの実力を持っていたわりに数が多いとはいえない。このアルバムは、そんな数少ないリーダーアルバムの中でも極め付きの名盤といえるものである。更にピアニストのケリーだけでなく、有能な作曲家ケリーの一面も見ることができる。
<ケリー・ブルー>
本アルバムの目玉。分かりやすいメロディーで思わず口ずさみたくなる面白さである。ジャズの嫌いな私の妹でさえ口ずさんでしまう、素晴らしい魅力のある曲だ。各パートにアンサンブルが入り、次々とメンバーにソロが受け渡される構成が演奏の魅力を引き上げている。
<朝日のようにさわやかに>
ケリーのお洒落なピアノタッチを充分に味わえる名演。
<オン・グリーン・ドルフィン・ストリート>
映画『大地は怒る』の為に書かれたスタンダード曲。軽くてスインギ−なケリーのソロは彼本来の持ち味が見事にあらわされて聴き惚れてしまう。私がこのアルバムを聴く時は必ずといっていいほどこの曲を2回聴く。極上の味わいである。
続く<柳よ泣いておくれ>では、素晴らしいテクニックで歌心を表現する。寂しげな曲をさわやかなタッチで演出するケリーのピアノは、不思議な輝きを放っている。
本アルバムのマイベスト<オン・グリーン・ドルフィン・ストリート>

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