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ハービー・ハンコック
ガーシュウィン・ワールド 2003年1月5日
ガーシュウィンの曲は、これまで散々いろいろなアーティストたちによって演奏されてきたが、この作品はこれまでのようなただ単に演奏するのではなく、ジャズ・クラシックの領域を超え、様々なジャンルの音楽要素を組み入れて、ガーシュウィンという偉大な音楽家にメスを入れている。
<ザ・マン・アイ・アヴ>
ジョニ・ミッチェルのハスキーな声が優しく響く。そしてウェインー・ショーターの伸びやかなテナーがそっと寄り添う。なかなか味わい深い名演だ。
<セント・ルイス・ブルース>
スティービー・ワンダーお得意のファンキー・ミュージック。ハンコックはピアノにオルガンと大活躍だ。とにかくいい意味で、ただひたすら楽しいだけの演奏である。
<ララバイ>
うって変わってクラシックに挑戦。オルフェウス室内管弦楽団をバックにリリカルなプレイを披露する。それにしてもなんと静かで内省的なことか…一流のジャズ・ピアニストは、全く違和感無くクラシックに溶け込むことができる事を証明している。
<サマータイム>
ボーカルにハーモニカ・ピアノ・テナーが絶妙にブレンドして、しっとりとしながらどこかシャープな印象を与える好演となっている。
本アルバムのマイベスト<ザ・マン・アイ・ラブ>
処女航海 2002年12月19日
ハービー・ハンコック初期の傑作アルバム。1965年という年代から想像できないほど、この音楽は新しい。時代にとらわれず、常に何か新しいことに挑戦しようとする、ハンコックの並外れた才能を示すものといえよう。
<処女航海>
広大な海を思わせる、ゆったりとして壮大な感じのメロディ。リーダー作にもかかわらず、あまりでしゃばらずにマイペースを保っている。
<ジ・アイ・オブ・・ザ・ハリケーン>
静かな船出から嵐の海へ。フレディー・ハバードのトランペットがエキサイティングに吼える。
<サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト>
情景描写をするかのような、芸術志向の強いプレイだ。
<ドルフィン・ダンス>
イルカの泳ぐ様子をイメージして作曲したそうだが、特にそんな感じはしないけど^^;))ただほのぼのした、なごやか系のメロディーは好印象。ハバードのトランペットはなかなか捉えどころがないが、ハンコックはしっかりとポイントを抑えたサポートをしている。
全体としては、世間で言われるほどいいとは思わないが、時代を先取りした新鮮な音感はさすがといったところか。
本アルバムのマイベスト<ドルフィン・ダンス>

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