ケニー・ドリュー

パリ北駅着、印象 2002年12月8日
なんとも渋いタイトルである。収録時、ドリューは還暦を迎えていたが、年齢を感じさせない見事なスイング感を持続しているのには驚かされる。パリを中心にヨーロッパのロマンティックな雰囲気を取り込んだ彼のプレイは、アメリカにいた時とは違う精神のくつろぎみたいなものを感じる。本作はドリューを中心とした、ケニー・ドリュー・トリオの演奏で、ほかにメンバーはニールス・ヘニング何とかペデルセン(b)(読み方がわからん…)と、アルヴィン・クイーン(ds)がいる。
<パリ北駅着、印象>
メンバー全員がソフトで哀愁のあるプレイで、まさに息ピッタリである。静かな導入からノリの良いアドリブに入り、ドリューのピアノはスインギ−に満ちたものとなる。なかなか小粋な演奏だ。
<イブニング・イン・ザ・パーク>
ここでもスマートで暖かなプレイを見せるドリュー。ペデルセンのベースもサポートに回るのではなく、積極的にメロディラインを弾き、強い存在感を示している。この曲のメロデイが好き(^o^)
<枯葉>
この枯葉ただの枯葉ではない!テンポ、間のとり方、音の強弱と、どれをとっても一分の隙もない至妙の技だ。ドリューだけでない、ペデルセンの腰の座ったソロ、クイーンの踊るような軽快なドラムとすべてが良い。
<マイシップ><モーニング・ミスト>は、どこまでも美しい…
全曲どことは言わず、ヨーロッパの雰囲気を感じさせる外れのない名演ばかりだ。
本アルバムのマイベスト<パリ北駅着、印象><枯葉>