キラキラ、光って。

「キラキラ」のこと。
すっかり息の長い?シリーズになってしまった「キラキラ」。2006年9月に、この「キラキラ」は誕生しました。
「文章力と想像力を養おう」と思ったのが始まり。「お題」を借り、そこから「連想」し、「短編」にまとめて、一つの物語を綴ろうと思いついたわけです。
そして出逢ったのが  こちらのサイトさんでした。
現在閉鎖されてしまっていますが、こちらのサイトさんで、まとめてあった「お題」をごっそり借りてきたのが「君と歩む20のお題」でした。

一、二本短編を書いた後、ふと、ファンタジーっぽいものを書いてみたいなと思って生まれたのが、「キラキラ」だったのです。
ファンタジーといっても「短編」、しかも「恋愛」メインということなので、あまり考えず、思いついたまま書き記した「キラキラ」。
とはいえ、もちろん色々考えまくりましたが、結局「名前オチ」。
このシリーズにおいてキィポイントを「名前」と定めたのは、番外編「たとえばの話」「I’m here」を書こうと思った頃でした。
なので、主人公の名前はなるべくださず、後半部分にちょろっと出すだけに留めました。つまり、甘台詞とセットの「キラ」の名前。

さてその、「キラキラ」の登場人物について、少しばかり紹介いたしましょう。

主人公の魔女キラ
タイトル・オチ。「キラキラ」の「キラ」。
この「名前オチ」のおかげでできた物語でした。
長い黒髪の魔女が書きたかった。しかも当然「少女」で。
つかみどころのない性格となってしまいましたが、これもすべて作者の力量不足のせいです。

当初からあった設定といえば、物語の中ではあまり触れていませんが、たとえば両親のこと。
魔女の両親は、魔女がまだ物心つかないうちに、事故死。
冬、馬車ごと崖から転落。訃報だけが、魔女に届きました。
魔力持ちであることがわかっていたので、この時すでに先代の森の魔女のところにいました。
結局そのまま森の魔女のもとにいることに。
ちなみに魔女の両親は普通の人。魔力持ちではありません。祖母がそうだったらしい。先代の森の魔女は血筋にあたります。祖母経由で音信があったようだ。

魔力のことについて。

ある程度の設定はもうけましたが、小説に何ら関わりはありません。
キラの魔力属性が「光」ということは、小説内で少々触れました。そして、その魔力はかなり稀で、高い。

他の四大属性「風、土(あるいは、木?)、水、火」。これはファンタジー小説ではとてもありがちなことなので、ここではあえて説明しません。

他にある属性は「闇」。これは「悪」ではありません。「悪く」なることもあるかもしれない、という程度かも。
小説内で師匠の言葉を借りて少しだけ説明しましたけれど。
「闇」は安寧。「光」は標(しるべ)。この二大属性の持ち主はめったにいないし、精霊も現れません。


それから、魔物について。
小説内ではまったく登場しません。この時代、魔物の数は激減したようですが、出やすい場所などはまだ多くあり、実は魔女のいる森もそう。結界を張って領地全体を護っているので(先代の魔女が)魔物の出没はほとんどない。
王都では代々力のある魔術師が守護術を施しているので、魔物が現れることはほぼなく、ゆえに魔物の存在自体、忘れ去られようとしている感じ。

こうした設定を生かせる内容ではないので、これはあくまで作者脳内のひっそり設定です。

そしてもう一人の主人公、セレン王子
名前由来はありません。
思いつきですが、女名前のような気がします。
王子の性格については、もう「天然気障男」でいこうと最初から決めていたので楽でした。
さびしんぼうでやや強引。そして若いので、直情的で抑えがききません(なんのことかは、想像してネ)。

父は、国王。亡くなった母は、今で言う「愛人」ですが、いわば「側室」です。
母は落ちぶれた貴族の出。一時期王都に住んでいて、その時国王の目にとまり、王宮に「室」を与えられました。
しかし肉親という後ろ盾を亡くしたセレンの母は、王宮を辞しました。
そこで与えられた、現在王子が治めている辺境の地。

先代の領主は、隠遁生活を送っていて、王子は時折訪れています。すでに老年の先代領主とは信頼関係があり、政治のことなど、いろいろ助言をもらいにいっているという次第。

・・・という具合に、セレンの「過去」についても設定はありますが、それを「小説」という形にはまとめていません。

セレンの父、国王はたくさんの側室を持ちました。ゆえに、セレンには異母の姉もいるし、兄、弟もいます。
政治力の高い父ですが、「好色」の噂も高い。けれど、まったくの不実ではないし、現役では、さすがにもうありません。若気の至りということで、ひとつ!

サブキャラクターとして作者がたいそう気に入っているリフレナス。ネズミですけど、口がきける。これはテレパシー設定。だって動物の舌で「言葉」は発っせられなかろう。あえてツッコミいれず、流しました。
リフレナスの名前も、思いつき。リプの愛称が先に浮かんだのも主人公二人、同様。みえにくいかと思いますが、リプのプは「P」発音。「B」じゃないです、え、わかる?
口は悪いくせに所詮は人がいい世話焼きのネズミは、可哀想なことに、作者に度々名前を間違えられていました。 「リフナレス」って。・・・・・・いろいろかわいそうです、リプ。「リフレナス」が正しいですから! さすがにもう間違えませんけど。

脇役としてハディス、シリン、シグとかいましたが、短編にまとめたかったため、書きたいエピソードはありましたが、すべてはしょりました。

王子の異母の姉シリンもぱっと出なのが気の毒。もっと味付けして使いたかった。力量不足でした。

番外編で登場するイリーナは、作者が気に入っている人物です。ただこの話は王子の初な過去話なだけに、お好みがあるでしょうね(笑)。でも王子は彼女にいろいろと教わったわけですよ。そして「惚れ薬」という入れ知恵も。
なのでイリーナとの話はぼんやりとでしたが、けっこう最初の頃から頭にありました。だから書いていて楽しかった。
それからリフレナスの後輩になる猫の眷属サラ。これはほんと思いつきのネタ。
サラはきっと、魔女がいつか「お母さん」になった時に活躍します。お気楽な乳母役になりそうな感じで。

さて。
細かい設定はほぼ決めていなかったので、王子と魔女の住む「辺境の領地」には名前すらありません。
それどころか国名も決めてません。国王の名もないし、セレンの母の名もない。

いっそ募集でもかけたいところですが・・・。
名のない国の名のない領地の、ほんのささやかな日常恋話なのだから、おそらくこのままで行くかと思います。

〈追加記事〉
それから、さらに蛇足のNext Generationです。
魔女と王子、二人の子供について。実は脳内でほぼ決定しています。

二人の子供は男女の双子です。名前は未定ですが、なんとなくリストは上がっています。
さてその双子ですが・・・

魔力は息子が継ぎます。たぶん「闇」属性になるかと。母とは真逆ですが、ともに希少性の高い魔力となります。精神作用の強い魔力となるので、魔法薬作りはやはり上手になるだろう。「夢渡り」的な力をもつことになる気がする。「闇」属性の魔力の、一般的な力は「夢」の操作と前から決めていたので。

領主の地位を受け継ぐことになるのは娘の方。快活な娘で、元気一杯。勘がよく、運動神経もいい。おっとりした双子の兄をひっぱってる。

二人とも、両親を尊敬し、憧れ、大好きだ。
ネズミの眷属リフレナスはもっぱら兄の方、ネコの眷属サラは妹の方に付き添うことになります。ちなみに、双子の兄の方は、ちゃんと「リフレナス」と呼ぶ。妹はもちろん「リプ」。
外見は父親よりの二人だけど、性格は兄は父、妹は母、かな。

魔女と王子の子供はこの双子のみ・・・の予定ですが、どうかな。
いつか二人の子供も書いてみたいなと夢はもってます。・・・夢です、夢。

さて。
読み返す度、稚拙な部分が気になって、「ずっとずっと、好き。」も同様だけど、書き直したくなります。
けれど書き直してしまったら、初の試み!! と意気込んで書いたその「勢い」が消されてしまう気がして・・・。
稚拙なのも、未熟なのも、ひとつの「味」として享受することにしました。

甘ったるさに口元が緩んでくれたらいいなぁと思って書いたお話です。王子の歯が浮くような甘ったるい台詞をご堪能あれってところかな。

ともあれ! 楽しんでいただけたら、それがなにより。