5行以内で50のお題 (100文字で書く50の課題)


 
「400字詰め原稿用紙で5行以内(もしくは100文字以内)の短文で使って下さい。
台詞のみ、一場面抜粋、ショートストーリー、詩など、好きなように使っていただいて構いません。」 ←という趣旨に副って、文字を綴っていく企画。

01.出会い
02.三日月
03.あの日の約束
04.歌声
05.天使
06.旅に出よう
07.積み木のお城
08.愛してました
09.可愛い犬
10.硝子のナイフ
11.おやすみ
12.名前
13.痛みと悲しみともう一つの
14.もしも
15.こいねがう
16.雨が上がるまで
17.虹
18.一輪の花
19.黄金の林檎
20.相変わらず
21.宛先のない手紙
22.赤い靴
23.望んだ世界
24.たとえ声を失くしても
25.オルゴール
26.どこかへ
27.羽を下さい
28.境界線
29.振り子
30.優しい嘘
31.神さま
32.見捨てられた場所
33.砂時計
34.瓦礫の王国
35.透明なインク
36.許されない願い事
37.赤
38.曇った空
39.さよなら
40.両手を広げて
41.最後の言葉
42.選択
43.信じさせて
44.遠い背中
45.追い風を待つ
46.紙飛行機
47.永遠
48.光あれ
49.お別れだ
50.物語の終わり

タイトルクリックで近道




01.出会い

勘違いしてた事を、思いだした。
袖擦りあうも「多少」の縁。
「他生」が正しいって、今は知ってる。
いつかどこかで、貴方や貴女にも、会っていたのかもね。
今生きているここで、「多少」の縁ができるといいな。

<97文字>
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02.三日月

夜を覆う黒肌にたてられた、それは女神の爪痕。
きっと情熱的な一夜だったに違いない。
僕がそう言うと、君は予想通り、真っ赤になった。
拗ねてそっぽを向く君は、まるで三日月。

<82文字>
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03.あの日の約束

憶えてないなんて言ったら、きっと雷が落ちる。
だから、遠まわしに攻めてみる。
誘導尋問が巧みになってきた頃。
やっぱり思い出せなかったけど、うっかり約束を守ってしまった。
花嫁姿の君は、満足そうに笑っている。


<99文字>
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04.歌声

ごらん、風が歌う。晒された無惨な屍の上で。
残酷に殺し合った果てに、地上にあるありとあらゆるものの命を奪った人類は、
もう、二度と大地を踏みしめることはない。
風は歌う。喜びの歌を。

<88文字>
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05. 天使
 
気紛れな主人に使いを頼まれ、人間に伝言をするのがお仕事。
でも伝わりきらないのは、きっと使いが「子供」だから。ことに愛の伝言は。
たまにはちゃんと伝えてほしいって、愚痴くらい言ったっていいと思う。

<96文字>
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06.旅に出よう

斜めがけの鞄の中身は、地図とコンパス。
準備万端ってキミは言うけどね?
ここはワタシの夢の中で、ワタシだけの国なの。
なんでキミがここにいるの?
楽しそうに、笑って。
手を繋いだりなんか・・・して。

<94文字>
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07.積み木のお城

ここが僕の住処。
カラフルに塗られて、形も色々。
すぐに崩れてしまうけど、すぐに作り直せるよ。前とは違った形に。
ね、だからおいでよ。
僕なら君を一人にしない。退屈させない。
少女のままいつまでも。僕と、居て。

<100文字>
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08.愛してました

愛してる。愛してる。愛してる。
波打ち際の砂の上、空しく書かれたその言葉。
伝えなかった言葉が、私を竦ませる。
彼を連れ去った、青い海。彼を奪った、白い波。
言葉だけさらって、わたしだけ、また独り。

<95文字>
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09.可愛い犬

捨てられている仔犬、というのは可哀想だけど可愛く見える。
彼が言い、憮然として彼女は応えた。
「それってつまり、あたしのこと?」
失恋したばかりの彼女に、つけいろうとする彼。
「拾わずにはいられないだろ?」

<99文字>
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10.硝子のナイフ

「誰よりも君を愛してる」
嘘が下手ね。
「愛してる、本当だ」
泣きながらあなたは言うけれど。
あなたが愛しているのは、自分だけよ。
血まみれた私を、かき抱くこともしないで。
嘘ばかり、ついて・・・・・・

<95文字>
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11.おやすみ

今、何してる?
遠く離れて、もう三十日。
電話してみようかな。
でも、たまにはあなたから言って欲しい。
夜空にため息ついて、やっぱり結局待ちきれなくなっちゃう。
「おやすみ、また明日」
そして、早く会いたいって。

<100文字>
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12.名前

呼ぶと、反射的に振り返ってこちらを見る。
束縛するための「名前」という道具。便利だが、不自由なことだってある。
「でも、あなたに名前を呼ばれるの、好きよ」
君は言う。
束縛できない無垢な笑顔で。

<93文字>
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13.痛みと悲しみともう一つの

あなたが幸せならそれでいいって言い聞かせてた。
でもやっぱりそれじゃ辛くて。
一緒にいたいと想う気持ちは、分を過ぎた願いだと分かってる。
恋することって悪いことじゃないのに。
どうしてこんなに辛い?

<95文字>
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14.もしも

聞いてみたかったんだと前置きをしてから、用心深く訊いたみた。
「もしも僕が君を好きって言ったら?」
「もしもじゃないなら、考えてみるわ」
どうやら望みは、あるようだ。
まだ「もしかして」の段階だとしても。

<98文字>
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15.こいねがう

二度と恋なんかしないって誓ったくせに、あの人に出会ったのが運のつき。
自尊心を砕かれそう。自制心を崩されそう。
だけど、負けるもんですか!
それはきっと、最後の悪あがき。

<82文字>
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16.雨が上がるまで

少女は雲の切れ間に見える青空を見つめている。
連れて行くのは、雨があがってからにして。
情にほだされたわけではない。が、それくらいの願いは叶えてやろう。
死神は少女の手を取ったまま、一緒に空を眺めている。

<99文字>
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17.虹

夜の虹は不吉の先触れなのよ。彼女は微笑って、呟く。
夜の虹は白く、冷たい。
僕のもとに、虹とともに訪れた彼女は、美しい銀のナイフを掴んでいる。
たったひとり、僕を空へ逝かせるために。

<88文字>
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18.一輪の花

野に咲く花が、欲しくなった。
だから手に入れたのに。
僕の腕の中にいる彼女は、どこにでもいる女でしかなかった。
しなびた花色は空しさを誘う。
僕はため息を吐き、手折った花を投げ捨てた。
花の名を知ることもなく。

<100文字>
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19.黄金の林檎

さあ、食べるがいい。永久の生命と叡智を得られる。
神と悪魔がささやく、甘い誘惑。
永久は一瞬の幻。叡智という名の愚昧さ。それを得て、わたし達は生きていく。
神と悪魔の作り出した、人間として。

<92文字>
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20.相変わらず

「相変わらずだね」
この言葉は、彼女には禁句だ。
「全ての物事は流転してるのよ。変わらないなんて、死んでるのと同じ」
だから僕はこう言う。
「相変わらず君は変わってる」
彼女は憮然とする。

<89文字>
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21.宛先のない手紙

「暑中お見舞い申し上げます」
宛名のない葉書を拾った。
差出人は後輩の女の子。
どうやら、俺宛らしかった。
つたない言葉の隙間に「好き」って単語が見えるのは、俺の錯覚なんだろうか。
・・・明日、訊いてみよう。

<99文字>
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22.赤い靴

邪な想いを煽り、蠱惑的に踊る。
咎められても構わない。
あなたが欲しい。あなたと堕ちたい。
赤い靴を履き、私は踊る。
あなたの手を引いて。
狂い死ぬ、その瞬間まで。

<77文字>
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23.望んだ世界

なかなか理想どおりにはいかないね。
その呟きを横で聞いているのは、嘲り顔の悪魔。
その方が楽しいじゃないか。
愛し合いいがみ合い、殺しあう。
勿論俺が望んだことでもないぜ、神様?
嘆息し、神は下界を眺めている。

<100文字>
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24.たとえ声を失くしても

君を愛しているよ。美しい容貌、そして声。
魅惑的なその声で、嘆き、喚き、呪う。
僕のことだけを、歌う。
君を愛しているよ。美しいその屍。
水の檻の中、もう君は歌えないけれど。
僕のローレライ。
愛しているよ。

<98文字>
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25.オルゴール

錆びたオルゴールは、もう鳴らない。
わたしは空しくネジを巻く。ギリギリと耳障りな音だけが、あなたのいない空っぽの部屋で、
締めつけるように、響いている。
壊れたココロのように。

<85文字>
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26.どこかへ

シャボン玉を、見つけた。
すぐに消えてしまったけど。
光を弾いて、ぱちんと壊れる。
君を、見つけた。
無垢に笑って、手を振ってる。
でも、僕にじゃない。
笑みを返して駆け寄ってく、彼に。
僕も、消えてしまいたい。

<99文字>
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27.羽を下さい

ないものねだりの、君。
羽が欲しいと嘆くばかり。
地を歩む両足を顧みずに。
やがて君は手に入れる。
地に落ち、血にまみれた瞬間に。
身体という枷は、ない。
見えない身体に、見えない羽が与えられた。
罰の証として。

<99文字>
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28.境界線

左手首に、ソレはある。
心と命との、境界線のようでもある。
何本も敷かれているソレを越えることが、
今もって出来ないでいる。
良い事なのか、その答えもわからないまま。

<79文字>
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29.振り子

いつまで続くのだろう。
振り返ると君がいる。
一定の距離を保ったまま。
いつまで続くのだろう。
緩やかに止まりつつあることに気づかぬふりをして、僕達は繰り返す。
同じ会話と、口付けを。
やがて、終わるときまで。

<99文字>
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30.優しい嘘

酷い嘘を吐く時は、真っ直ぐ目を見据えていた。
薄情な女だと思っていた。
なのに。
別れ際、目をそむけて嘘を吐いた。
残された傷の深さに、愕然と立ち竦む。
やはり酷い女だと、独語して。

<86文字>
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31.神さま

「よう、神さま。元気か?」
「相変わらず多忙の身だ」
「種類が増えてきたんだから、分担させりゃいいでしょ」
「君たちはまったく、気楽でいいね」
「悪魔は自由気ままが売りだからね」
「・・・転職しようかねぇ」


<98文字>
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32.見捨てられた場所

どうか私に私を殺させてください。
己の手で、己の命を毟り取る。
命に、許しも得ず。
殺人者には、相応の罰を。
神は審判を下す。
そして、捨て置かれる。
逃れられない現世に、心だけ、永久に。

<88文字>
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33.砂時計

砂が落ちきったら、言おう。
「あなたが好き」
それを言うべき相手より、紅茶に添えてある砂時計ばかり見つめている彼女。
だから気づかない。
お預けをくらっているような顔をしている、彼の視線に。

<91文字>
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34.瓦礫の王国

割れた煉瓦の隙間から、青い葉がのびていました。
僅かな光しかない世界に、小さな花が咲いたのです。
全てが崩れた世界の片隅で、命は息を吹き返したのです。
美しく、誇らしく。
愛でる人は、未だいなくとも。

<96文字>
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35 透明なインク

あぶり出しって何? 彼が首を傾げた。
それはね。彼女は周到に用意していたライターを点け、紙を炙った。
「LOVE」って、ちょっとベタじゃないかと、彼は笑う。

<75文字>
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36.許されない願い事

雷でも落ちないかな。
こうなりゃいっそ爆弾でも!
この場所に、今すぐ!
浅ましい願いを神さまが聞き届けてくれるはずもなく。
私の目の前で、今、二人は夫婦の誓いをかわす。
それを呪う私の心など、知りもせず。


<97文字>
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37.赤

赤色から連想するのは、何?
と訊いた彼女。自分は血だと答えて、直球なイメージだよねと笑う。
僕は少し考えるふりをして、彼女を抱きしめ、頬に口付けた。
真っ赤な頬。それが僕の「赤」。

<87文字>
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38.曇った空

曇って、好きだな。
だっていろんな表情が見れるでしょ?
空が好き。あなたみたいだから。
広やかなあなたの心のようで。
だから、雲は好きだけど、あなたの顔には雲がかからない方がいいな。
いつも笑っててほしいから。

<100文字>
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39.さよなら

空へゆく、きみ。
海へかえる、きみ。
それぞれが望むその場所へ、向かってください。
そして、どうか心安らいでいてください。
いつか巡り会う、その時まで。

<72文字>
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40.両手を広げて

落ちる。
もろ腕をひろげて、君に、落ちていく。
君は僕を受け止めず、冷たく背を向け、地面に打ち付けられた無残な躯を振り返りもしない。
繰り返そう。いつまでも。
いつか君が、僕の流した血に浸るまで。

<94文字>
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41.最後の言葉

突然彼が「リンゴ」と言った。その次は「ゴリラ」に決まってる。
彼は「ラッパ」で私が「パイナップル」。
「ルール」「ルート」「トリオ」「オケ」
彼はにんまり笑う。
「結婚しよう」
「・・・うん」
この勝負私の負け。

<100文字>


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42.選択

気が合うのも考えもの。
似たもの同士なんて笑われた結果が、これなの?
男の好みまで一緒なんて、サイアク!
親友と、彼と。
どちらかを選べなんて、悪魔の選択。

<74文字>
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43.信じさせて

信じてる。そう言って彼女は俺を見る。
信じてる。その目を見つめ返せるほどの偽善者に、いつの間にか成り下がっていた。
信じていたいのだ。
明日も、俺が隣にいると。
遠からず、離れてしまうことを知って、なお。

<98文字>
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44.遠い背中

どんなに手を伸ばしても届かない恋ってあるのね。
君は苦笑する。
相手の男がどんなやつかは知らないけど、君がこうもあっさり諦めるなんて、
よほど縁が薄いんだ。
僕は諦めないよ。泣いてる君の背中を見つめ、呟いた。

<100文字>
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45.追い風を待つ

スタートラインに立って、遠いゴールを見据える。
走るのは苦手だから、なるべく機を狙って走り出そう。
でも追い風を待ってる間に、恋敵に先をこされちゃったなんて。
ばかみたい。

<83文字>
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46.紙飛行機

私ったら不器用で、イヤになっちゃう。
せっかく気取ってみようと思ったのに。
上手く着陸できず、墜落した紙飛行機達。
到着予定地の彼は、呆れた顔で言う。
直接言いに来い。紙がもったいない。
「俺も、好きだから」


<99文字>
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47.永遠

幻影だよ、と誰かが言った。
そんなもの無いと言う人もいた。
とても不思議な言葉だと思う。
在るような、無いような。
もしかしたら、それは恋に似てるかもしれない。
貴方を想う時に、それを感じるから。

<93文字>
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48.光あれ

「神さま、後光と名前借りるぜ」
「構わぬが、近頃頻繁だね」
「人間を堕落させるのが悪魔オレの仕事だからね」
「私の名を借りて、だがね」
「光に惑うのは人間の性さ」
「仕事の不成功を祈っているよ」
「そりゃそうだ」

<98文字>
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49.お別れだ

悲しまないで。
別の道を選んで歩き出した僕達だけど、巡り会う事も、もうないだろうけど。
離れていても、見えなくても、僕達は繋がっている。
無限に紡がれている網目のように、遠くで、繋がっているんだから。

<97文字>
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50.物語の終わり

その先を想像するのが好きだった。
お姫様はどんな幸せを得たのかな?
悪者達はどんな罰を受けたのかな?
どんな未来が終わりの向こうに続いてたのかな?
そんな他愛のない想像力が、今の私の糧になり、物語を綴らせる。

<100文字>
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お題配布元は「La・campanella」