C4ピカソの安全装置
安全装置についてカタログの装備表にそって解説します。
デュアルモードエアバッグ (運転席/助手席)
展開時に2段階として、より安全にしたエアバッグです。特に運転席のエアバッグは、ハンドル位置に関係なく固定されたパッドから常に正しい向きに展開するので安全性が高まっているはずです。これは世界中でシトロエンC4シリーズのみの特徴です。
フロントサイドエアバッグ
前席2名の横からの衝撃に対してシート横から展開して肩や上半身を守ります。国産車では未だオプション扱いの場合が多いです。
カーテンエアバッグ
1列目から3列目まで横方向の衝撃に対して頭部を守ります。国産車では装置自体が装備されないか、あってもオプション扱いが多いです。
ニーエアバッグ (運転席)
前方からの衝撃に対して、運転席にはステアリングコラムなどがあって空間が小さいのでそこに展開してヒザを守ります。下肢の骨折等を和らげる働きがあります。国産車ではごく一部の高級車以外は装備されていない場合が多いです。
オートマチックエレクトリックパーキングブレーキ
エンジンを切ると自動的に駐車ブレーキが効きます。また、アクセルを踏んで発進しようとすると自動的に解除されます。が、ことブレーキなので過信は禁物だと思います。スイッチを引くことによって手動でもかけることができます。
また、万一壊れた場合のための応急解除の方法が取説にはあります。
坂道での駐車の場合はスイッチを一定時間引くと最大限の強さで効くので、それに加えてギヤを入れたままエンジンを切るように指示されています。
通常の駐車でも、ギヤを入れたままエンジンを切り、エンジンをかけるときにニュートラルにするのが最善かもしれません。
ちなみにニュートラルにしてブレーキを踏まないとエンジンはかからないように安全設計されています。
しかし、アクセルを踏むと自動で解除されることから、子供を車に入れたまま放置することは一般の車よりもさらに危険な場面にさらすおそれがあるので、絶対に避けるべきでしょう。
ヒルスタートアシスタンス
坂道でも2秒間は自動的に駐車ブレーキが効きます。坂道発進に威力を発揮します。
この手の自動変速マニュアル車には大変便利な機能です。これがないと発進時に少なからず車がずり下がることになります。
昔は坂道では車間を空けて停まるものでしたが、AT車全盛の最近ではそんな配慮は誰もしてくれませんからね。
BAS (ブレーキアシストシステム)
非常ブレーキと判断された場合は、自動で最大圧力でブレーキをかけます。踏力が小さい女性や初心者にも安心です。トヨタではブレーキアシストと呼ばれています。
EBD付4W-ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)
ブレーキロックを防ぐ装置。今やほとんどの乗用車に装備されています。
ASR (アンチスケーティングレギュレーション)
駆動輪が空転したときに適切にブレーキをかけてホイールスピンを防ぐように働きます。
ESP (エレクトロニックスタビリティープログラム)
車が挙動不審になりそうなときに各車輪のブレーキとエンジン出力を調整して方向安定性を確保しようとする機能です。
オートハザードランプ (急制動時)
急制動時にハザードランプを自動的に点滅させ、後方車両をはじめ、周りの車に注意を喚起して2次災害に備えます。
クラッシュセンサー機構付集中ドアロック
衝突を感知すると自動的にドアロックを解錠するので、もしもの場合の搬出に手間取りません。
オートロック (トランク/ドア)
速度が10km/h以上になると自動的にドアロックがかかります。前述のクラッシュセンサーが付いているのでもしもの時には解錠されるはずですが、取説には何にもかいてありません。逆に時速10km以上で自動ロックがかかるので、不安な人は設定を変更してくださいとあります。本当にクラッシュセンサー付いてるの?。が、このご時世、事故より事件の方が怖かったりする。ただ、グラスルーフをオプションで選択すると、サイドのガラスが樹脂をサンドイッチしたものにセットで設定されるので、救出用のハンマーでもたぶん割れなくなるとは思います。
シートベルトダブルプリテンショナー (運転席/助手席)
衝突時にシートベルトを瞬時に巻き取り、上半身を拘束して内装との激突に備えます。今や定番のアイテムです。
シートベルトフォースリミッター (運転席/助手席)
プリテンショナーで巻き取ったシートベルトに、身体の限界荷重が加わった場合、シートベルトを伸ばして衝撃を和らげます。
全席3点式シートベルト
7席すべてに3点式シートベルトを装備しています。国産車には2列目の中央などまだまだ2点式しか装備されていないことがほとんどです。これだけでも輸入ミニバンを選ぶ価値があります。ちなみに2列目中央のシートベルトは天井から引っ張ってきます。
ISOFIXチャイルドシートマウント(助手席/2列目3席)
2列目の中央もISOFIXが付いています。確実にチャイルドシートを取り付けられるこの装置は、わたしもセレナで経験しましたが大変便利な機能です。
チャイルドセーフティスイッチ
通常言われるところのチャイルドロックと窓ガラスの可動をロックする機能です。
運転席側のパワーウインドウスイッチの下にスイッチがあります。
このスイッチを押すと、リヤのドアを内側から開けられなくなり、ウインドウも運転席以外反応しなくなります。
パーキングアシスタンス (フロント/リア)(フロントはエクスクルーシブのみ)
国産車でいう、コーナーセンサーです。前後10ヶ所に付き、メーター内のインジケーターと音で知らせてくれます。ただし、後付ナビなどで純正CDをつぶしてしまうと音が鳴らなくなるらしいです。
ただ、国産に比べるといまいち反応が遅いようなので注意が必要です。特にインジケータに点いても音が鳴り始めるのが遅い。
パーキングスペースセンサー(エクスクルーシブのみ)
パリ市街地では必需品。路上駐車の際に、前後の車の隙間に駐車するスペースが十分あるか、何とかなるのか、何ともならないかの3種類を教えてくれます。パリに行ったら是非試しましょう。
縦列駐車のオンパレードであるパリでは、車体の幅より、長さの方が問題になります。よって、ピカソも中途半端に短いんでしょうね。また、素の樹脂バンパーが好まれるのもそんなところに原因があるんでしょう。
フォローミーホーム機能
夜帰宅してから家の玄関まで一定時間ヘッドライトで照らしておいてくれる機能です。街灯のないようなところでは便利な機能でしょう。
ちなみにリモコンで解錠したときにはハザードがこれでもか!というくらい激しく点滅して自分の居場所を自己主張します。便利ではありますが大和撫子の奥ゆかしさもちょっとは学んで欲しい。
イモビライザー
リモコンを使って解錠し、その認証がうまくいかないとエンジンがかからない仕組みです。盗難には威力を発揮します。欧州では標準装備となったこの装置、大変有用なようです。
グラスルーフを選ぶとサイドのガラスも樹脂サンドイッチになるので鬼に金棒、欧州ではピカソの防犯能力は非常に高く評価されているのをどこかの雑誌で見かけました。