金をもっても利益にならないと教える


教訓 152. 金銭は諸悪の元凶である。


The love of money is the root of all evil.《金銭欲は諸悪の根元》
 = Money is the root of all evil
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 金銭に対する欲望は、諸悪の根元になるのです。金を得るためには、人は平気で不正を働くからです。富は不潔と同居しやすいのです。

(a) Muck and money go together.《汚物と金は道連れ》
 = Where there's muck there's brass.《汚物のあるところ金がある》

 人間は、自由に金を使っていると思っていますが、実はいつの間にか金に使われていることが多いようです。人間が金の奴隷になるのです。しかもこの主人たるや、奴隷を酷使するひどい主人といえます。

(b) Money is a good servant, but a bad master.《金は召し使いとしてはよいが、主人としては悪い》

 さらに、次のようなコトワザがあります。

(c) The purse of the patient protracts the disease.《患者の財布が病気を長引かせる》

 普通、金持ちは医者も薬も自由に手に入るから、病気がすぐ治るかと思いがちですが、悪徳医師に食い物にされ、かえって病気が長引くことがあるという意味です。


教訓 153. 金銭より大切なものがある。


Health is better than wealth.《健康は富にまさる》


 しかし、いかに金の世の中とはいえ、金がすべてではありません。見出しのコトワザがいうように、財産にまさるものに健康があります。健康は金では買えません。

 また、金にまさるものに、名誉や評判があります。

(a) A good name is better than riches.《名声は富にまさる》
(b) A good name is rather to be chosen.《富より名声を選ぶべきである》「渇しても盗泉の水を飲まず」

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