3 金銭と貧富

 金の性質について教える


教訓 148. 金は金持ちにたまり、貧乏人にたまらない。


Money begets money.《金が金を生む》
        
別掲 → 教訓50 幸運は続くものである。


 世の中には「銀のさじを口にくわえて生まれた」ような金持ち(参照→教訓50「幸運は続くものである」)がいますが、そのような人には金はますますたまるものです。

(a) Nothing succeeds like success.《成功ほど続いて起こるものはない》
          別掲 → 教訓50 幸運は続くものである。

 しかし、貧乏人には金はなかなかたまりません。あたかもポケットに穴が開いているように、すぐなくなります。

(b) Money burns a hole in the pocket.《金はポケットに焼け穴をつくる》

 なぜかといえば、金をもうけるには、ある程度の金がまず必要ですが、貧乏人にはその元手もないからです。

(c) It takes money to make money.《金をつくるには金が必要だ》

 だから、貧乏人は「金は天下の回り物」といって、あきらめるしかないのかもしれません。

(d) Money is round, and rolls away.《金は丸いので転がり去る》


教訓 149. 悪銭は身につかない。


Ill got, ill gone.《不当に得たものは不当に使われる》「悪銭身につかず」


 とくに、苦労せずに入った金品や、不正手段で得たものは、すぐ浪費されるものです。見出しのコトワザのいう通り、「悪銭身につかず」です。しかし、悪銭でなくても、簡単に入手したものは簡単に出ていくと、次のコトワザはいいます。

(a) Lightly come, lightly go.《簡単に手に入るものはすぐに出ていく》
 = Easy come, easy go.
          別掲 → 教訓6 近くにあるものは軽んじられる。
(b) Soon got, soon spent.《すぐ手に入るものはすぐになくなる》

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