全体と部分の関係について教える
教訓 44. 少ない部分からは全体がわからない。
One swallow does not make a summer.《ツバメが一羽きたとて夏にはならない》
たしかに、教訓41「部分から全体がわかる」で見たように、一部の兆候が全体の傾向を示すことはありますが、しかし兆候は一つでなく、ある程度の量にならないと判断を誤るのです。そこで、見出しのコトワザや次のものがあります。
(a) When you tread on nine daisies at once,
spring has come.《一度に九つのヒナギクの花を踏んだら、春が来た証拠》
教訓 45. 部分に気を取られると全体を見誤る。
Penny-wise and pound-foolish.《小銭に賢く、大金に愚か》「安物買いの銭失い」
このコトワザも、小さな部分に気を取られていると、大切な全体が見通せず、大きなものを失う危険があると指摘します。
(a) Some people cannot see the wood for the
trees.《木を見て森を見ない人もいる》「木を見て森を見ず」
(b) You cannot see the city for the houses.《家を見て街が見えない》
(c) Lookers-on see most of the game.《見物人の方がよく試合の全体を見ている》「岡目八目」
別掲 → 教訓8 近くにあるものは見えにくい。
(c)は競技やゲームの対局者は熱中のあまり、しばしば大局を見失う危険のあることをいっています。
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