3 外見と中身

美の価値について教える


教訓  16.  美しきものはよきもの。


A thing of beauty is a joy for ever.[John Keats]《美しきものは永遠の喜び》


 人間だれにとっても、美は喜びであり、生き甲斐です。美しきものを見ずには、死んでも死にきれないとさえいいます。

(a) See Naples and then die.《ナポリを見て死ね》「日光を見ないうちは結構と言うな」

 そして、美しきものは善なるものです。美を汚すものは悪であり、自然の敵であります。

(b) A fair face cannot have a crabbed heart.《美貌が邪悪な心をもつはずがない》
(c) When the face is fair, the heart must be gentle.《見目麗しきは心も優しいはず》
(d) An enemy to beauty is a foe to nature.《美の敵は自然の敵である》

しかし、見出しのコトワザがキーツの有名な詩からの引用であることからもわかるように、美はやはり詩の領域であるらしく、コトワザとして美を讃えるものは、これらのもの以外にはあまりありません。次に見るように、むしろ美の皮相性、醜悪性、危険性を説くコトワザが、圧倒的に多いのです。


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