毎日新聞 2008年(平成20年)9月11日(木)

950例 テーマ別に分類

英語のことわざ集め辞典

名東区の元英語教師安藤さん出版

歴史的背景や逸話も



 英語のことわざをテーマ別に分類した「英語ことわざ辞典」(B6判、310ページ、2310円)が東京堂出版(東京都千代田区)から刊行された。著者は元高校・短大英語教師の安藤邦男さん(78)=名古屋市名東区。「アルファベット順に配列された従来の辞典では、伝えたいメッセージを思いついても、それを表すことわざを探すのは大変。この辞典なら引きやすい」と話している。【木村文彦】

 安藤さんは高校の英語教師時代に同僚から「英語のいいことわざはないか」と聞かれたのがきっかけで、英語のことわざを探し始めた。99年に「英語コトワザ教訓事典」を自費出版し、1000部印刷したが絶版に。要望が相次いだため改訂版の出版を決めた。

 英語のことわざは、新聞、雑誌や辞書類、インターネットでの使用例などを参考に2000例を収集。「リーダーについて教える」「極端を戒める」といったった75のカテゴリーに分類。さらに細かく238テーマに分け、2000例のうち日常よく使われる950例を収録した。辞典は「成功の条件」「ものの見方」「社会と文化」「人間性と生き方」の4章で構成し、ことわざの歴史的背景やエピソードもふんだんに盛り込んだ。

 テーマのうち「チャンスを逸するな」には▽Strike while the iron is hot.(鉄は熱いうちに打て)▽Mke hay while the sun shines.(日の照るうちに干し草を作れ)▽Opportunity seldom knocks twice.(好機は二度と訪れない)と類義のことわざが並び、言い回しの違いが楽しめる。

 安藤さんは「日本語と英語のことわざはよく似ているものもあるが、同じ表現で日本語と逆の意味を言っていることわざもある」と話す。

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