アメリカ東海岸メリーランド州訪問記    安藤 邦男
                        


長男一家は、平成14年5月から平成15年8月まで、メリーランド州ベセスダに本部のある
NIH National Institutes of Health・アメリカ国立衛生研究所)に研究員として滞在した。

NIHは、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究機関で、世界最大級の研究規模を誇っている。スタッフは18,000人以上といい、日本人スタッフは医師や研究社を含め、常時およそ400人ほど在籍していると言われる。

われわれ夫婦は、平成15年6月5(木)日から6月18日(水)まで2週間、メリーランド州の長男一家のアパートに滞在した。以下はその時の記録である。


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04:30起床。05:30タクシーを拾う。06:00名古屋空港へ。07:05全日空機で出発08:10成田着。11:10全日空機で成田発。途中で、時計を13時間遅らせる。以後、米国時間で、00:30食事。04:00軽食。外はやや暗く、少々眠る。0800食事、これは朝食。10:40ダレス国際空港着。長男が迎えに来ている。11:30長男の車で空港を出発。紗綾の小学校に寄り、彼女を車に乗せ、12:30長男の家に着く。昼食。少し眠る。麻綾も帰り、みんなでBarnes & Noble Bookstoreへ出かける。アトラスを一冊買う。

   アパートでくつろぐ。         夕食風景


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04:00起床。みな出かけた後で、付近を散歩。敬子さんの案内でCongressional Plaza散歩。フードショップで買い物。スターバックスでアイスクリーム。その後はなが子と二人で付近を探索、ピツァアモーレでビールにパスタとサラダ。半分をテイクアウトし、post officeまで歩き、切手購入。歩きつかれる。時差ぼけのせいか。15:0018:30昼寝。万歩計8000歩。

フードショップは日本より量はずっと多い。    ビールはなかなかうまい。  

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雨。Barnes & Nobleで英書4冊購入。長男はレンタカーを借りに行く。11:00American Dance Institute でバレー発表会。麻綾と紗綾が出演。15:00Edgar Allan Poeの墓のあるBaltimoreへ行く。小雨の中の墓は薄暗く、不気味。ヨットハーバーのレストラン街でカニ料理の食べ放題。店の名はFillips、一人22ドル。5,000歩。

           バレーの発表会と孫たち              ポオの墓    ヨットハーバー 


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08:00 Mount VernonにあるG. Washington記念館へ出かける。記念館の内外をツアー。13:00 Richmondへ出発。昼食は車の中で握り飯。Poe Museum を見学。ガイドの説明を聞き、「大ガラス」のビデオを見る。資料を23点買う。帰路、シャーロットビルに寄るが、食事する場所なく、そのまま通過。夕食はCongressional Plazaの「ラ・マドレーヌ」でフランス式簡易料理。5,600歩。

家族たち    ワシントン記念館    当時の馬車     ポウ博物館     ポウの塑像


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紗綾はカゼ気味で小学校を休む。10:00なが子と二人だけで出発。メトロに乗る。TwinbrookからMetro Centerで乗り換え、Smithsonianへ。National Air & Space Museumを見学。ゼロ戦や月の石など見る。昼食は館内のレストランで。外は快晴で暑いほど。プラザでスイカやバナナなど買い、1700帰宅。歩きつかれる。14,000歩。

ワシントンDCにあるスミソニアン博物館には16の博物館・美術館がある。


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08:30長男の車で、NIH(National Institute of Health)へ出かける。写真を撮り、長男と別れ、Medical Centerからメトロに乗る。切符を買うとき、なが子が手間取っていると、一人の外人が手伝ってくれる。彼の案内でSmithsonian Institutionまで来る。写真を撮り、名刺をもらう。名刺にはContract Officerとある。National Gallery西館を見る。Houdonの特別展をやっている。ここは写真禁止。その他は写真取り放題。11:30館内のレストランで昼食。サラダとピザとビールを注文、ピザをテイクアウト。硬いカンバスの名画を5枚買う。13:30出発。快晴で、庭園にはノースリーブの女性が目立つ。15:00帰宅。15:30インターナショナルナイトに出かける。13カ国のそれぞれの民族衣装を着て、趣向をこらした食事を提供してくれている。19:30体育館で歌や踊りの出し物。日本チームは、はっぴ姿で踊るチビッコたちをみこしが応援するという、お祭りスタイル。長男もみこしを担ぐ。21:00帰宅。14,000歩。

NIH本部      キャンパス      国立美術館     インタナショナルナイト風景2題


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晴れのち曇り。疲れたので、在宅。なが子は手紙書き、邦男はパソコンで記録作り。午後プラザで買い物。イチゴが腐っていたので取替えに行く。こどもたちは宿題で大変、とくに紗綾の発表がよく出来ていたのには感心。氷の球が黒や白の紙の上に置くと、溶け方に時間の相違があるのを、一枚のB紙に英語で書いていた。邦男は9時に寝たが、孫たちは10時半まで課題に取り組んだという。7,000歩。

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9:00長男にMedical Centerまで送ってもらう。Tour mobileに乗り、まずSmithsonianを一周する。ついでArlington墓地を巡るバスツアーに参加。無名戦士の墓が延々と続く中をバスはゆっくり進む。ケネディー一家の墓地の前で停車。あたりを歩いて一巡する。バスは途中で3回停車した。最後の回は降りずに、そのまま通過したが、それでも暑い日差しの中を口渇と空腹を我慢しての3時間のバスツアーは身体にこたえた。Union Stationに午後3時ごろ到着。見事な駅である。まるで高級ホテルか国立美術館のような建造物。そこで昼食を食べる。再びTour Mobileに乗り、National Museum of Natural History(国立自然史博物館)にはいる。巨大な恐竜の化石の並ぶいくつかの部屋を急ぎ足で見る。16:00 Smithsonianを出る。Twinbrookで地下鉄を降りると、道路が雨でびしょぬれになっていた。どうやら地下鉄に乗っていて、雨の難を逃れたらしい。帰りにまた、イチゴやヨーグルトなど買って帰る。明日は、ニューヨーク行きのため、持ち物の整理をする。11,000歩。

wasinnton記念塔 ポトマック川  アーリントン墓地  ケネディ夫妻の墓  深い地下鉄    


6月13()

11:00紗綾の小学校で年度末パーティー(The End of the Year Party)があるというので、長男の車で出かける。先日、インターナショナルナイトの行われた小学校の裏手に、個人の瀟洒な住宅がある。広い校庭を横切って、その家まで4人で歩く。保護者も参加するという触れ込みであったが、20人位の子どもたちと、担任の先生やその家の人たちのほか、保護者はだれも来ていない。少し経ってからやっと3、4人の母親が現れただけであった。そのせいか、われわれは大いに歓迎された。先生は来月結婚するという、元気な若者。子どもたちを芝生の上で遊ばせる。遊技が終わると、ピザパーティー。13:30紗綾を連れて、麻綾を中学校へ迎えに行く。Union Station まで車を飛ばす。16:05発のAmtrackNew Yorkへ向けて出発。Amtrack乗車券は、外人向けチケットで、3日間乗り放題1人100ドル。途中、BaltimorePhiladelphiaで停まる。New WarkNew Yorkと間違えて降りるが、間違いに気づいてあわてて再乗車。19:00 New York 駅着。ホテルまで歩く。Sheraton Hotel 泊。9,500歩。

芝生に輪     フラフープの少女    食事の準備   ニューヨークは小雨   そして夜景


6月14日(土)

ホテルの部屋で軽食。10:00出発。ブロードウエーには観劇の切符を購入する長蛇の列ができている。並ぶ。黒人が演奏している。なが子が尋ねると、ジャマイカのスティール・ドラムだという。30分ほど待って、午後2時開演の「美女と野獣」の切符を購入。それまで時間をつぶす。通りを歩く。ダライ・ラマの行列に出会う。ティファニーに寄る。昼食を「めんちゃんこ亭」で和風どんぶり。それからセントラルパークを散歩。雨が降り出す。14:05から17:00まで、ラント・フォンテン劇場で「美女と野獣」の美しい舞台に酔いしれる。終わって外へ出ると雨。あいにく傘をホテルに置いて出たので、雨の中をずぶぬれになって、ホテルへ急ぐ。雨が小やみになったので、エンパイアステートビルへ行く。屋上へ登ったが、曇っていたので、自由の女神像は見えない。Sheraton Hotel 二泊目。17,000歩。

 長蛇の列    ダライラマの行列   めんちゃんこ亭   セントラルパーク   「美女と野獣」


6月15日(日)

デリカで朝食。50ドル。ホテルをチェックアウト。1日1部屋171.30ドル。2日2部屋で、計685.20ドル。荷物を預け、10:30市内観光バスに乗る。ハーレムなどを見る。思ったよりきれいな街だ。13:30 Mason で昼食。ホテルにより、地下鉄で、自由の女神を見に行く。地下鉄は聞いていたよりは、きれいであった。13:30南端のSouth Ferry 駅に下車、自由の女神を望見する。16:45 New York Penn StationからAmtrackに乗車。20:30ワシントンDCのUnion Station着。直ちに車でCongressional Plaza に向かう。21:45中華飯店で遅い夕食。22:20帰宅。10,500歩。

市内観光バス      ハーレムはなかなか綺麗       メイスンで昼食   自由の女神


6月16日(月)

朝、紗綾をスクールバス停まで送る。夕べからわれわれの停まっている床が濡れているのを発見。後でわかったことだが、冷房の水が漏れたという。最後の日を有効にと、またSmithsonianへ出かける。National Museum of History(国立アメリカ歴史博物館)へ向かう。途中、初めてのことだが、物乞いをする人々に出会う。一人は初老の婦人、それに空き缶をならしながら小銭を要求する黒人が二人、いずれもスミソニアンのきれいな街路上でのことである。アメリカの暗い影を見る思い。歴史博物館では、歴代大統領の業績や、ファーストレイディーたちの写真に人だかり。第二次世界大戦での日系人たちの苦難の歴史に胸を痛める。16:00帰宅。われわれの最後の晩餐は、「BBQ寿司バー」で焼き肉を食べる。171ドル、アメリカでも肉はそんなに安くないと知る。20:30帰宅。

バスを待つ列  スクールバス到着   国立アメリカ歴史博物館 日系人の受難の歴史もある


6月17日(火)

6:30起床。曇り。紗綾と麻綾を送り出し、敬子さんにお礼の挨拶をし、8:30長男の車でダレス空港へ向かい、10:00到着。手荷物3個のほか、スーツケース1個、段ボール箱3個を運搬車に乗せ、手続きを済ませる。長男が最後まで見送ってくれる。免税店でチョコレート、Tシャツなど購入。ANA航空機は12:30離陸。1時間ほどで食事が出る。なが子の隣りには、アメリカ青年がすわった。このチャンスを生かさねばとばかり、なが子は盛んに話しかける。AETで日本の中学などに英語を教えていたのが、休みを利用して故郷のワシントンDCへ行ってきた帰りという。機内が薄暗くなり、機は早めの夜を演出している。しかし眠れない。ほとんどの旅行客は個人用の映画など見ている。知らぬ間に、日付変更線を通過、日付が変わっている。

孫たちの作品や卒業証書        似顔絵(1)       似顔絵(2)     発表会のパンフ


6月18日(水)

次の食事は8時間ぐらい後で、すでに日本時間12:30、どうやらこれは昼食である。15:50成田着。アメリカ青年と別れる。入国管理事務所で手続きのとき、取り巻きに囲まれたベッカム夫妻に出会う。写真を撮る。16:55成田発。18:10名古屋空港着。そのまま大型タクシーで家まで直行。7,500円。ついでながら、成田から名古屋の自宅までは荷物一個につき、1600円といったが、名古屋では1800円という。どうして名古屋が高いのか、不思議。19:30帰宅。

成田で見かけたベッカム