「反復練習によって勉強の習慣を身につけよう!」

                            「たまみず」愛知県立昭和高等学校PTA会報
                                          昭和56年 3月 2日


 この一年間、各教科とも「学習基本問題集」を作成したりして、基礎学力充実の指導に全力投球してきました。たしかに、のんびりムートは少なくなり、科目によっては小テストや追試の連続で、悲鳴をあげる生徒もいました。しかし、全体として見ればまだまだゆとりがあり、真剣味が不足しているように思われます。「反復練習」が、必ずしも自分のものとして定着化、習慣化していないように思えるのです。

 昨年度、本校生徒の学習態度と生活態度に関するアンケートの因子分析を行いましたが、その中の興味ある事実の一つとして、「英語の好きなものが、最も学習習慣が良い」ということが明らかになりました。

 生徒諸君も知ってのとおり、英語という科目は、毎日、一定の時間、予習、復習を繰り返さなければ、決して出来るようにはならないのです。英語ほど、予復習の励行という学習習慣の確立を要求する科目は、ほかにありません。それに堪え、努力し、そして英語力を身につけたものが、学習態度が、良好であるのは、むしろ当然なのです。英語は努力科目です。努力なしには絶対上達しないし、努力すればいやでも上達するのです。

 しかし、勉強への関心とその効果が学習習慣に依存するのは、英語にかぎるわけではありません。英語よりもっと強く好き嫌いに左右され、得手、不得手の才によって差が生じるといわれる国語や数学の場合でも、やはり努力の如何によって、結果は大きく変わるのです。
 私たち教師は、学習指導を通して、ただ英語や数学の知識を教えているだけではありません。それを通して、自ら意欲的に学ぼうとする「自主的学習態度」を身につけさせているのです。そしてそれを可能にするものこそ、「反復練習」にほかならないと思います。

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