・毎日新聞(1999年【平成11年】8月25日(水)朝刊「おはよう名古屋」)

教訓の内容別に分類
  
英語でことわざ
    式辞に織り交ぜて使っても



 ABC順や題材別ではなく、教訓の内容別にことわざを分類したユニークな「英語コトワザ教訓事典」(中日出版社刊・A5判、266ページ。税別2500円)1000部が、このほど完成した。出版したのは、市邨学園短大助教授で元県立地丘高教頭、安藤邦男さん(69)=名古屋市名東区宝が丘。安藤さんは「英語は読み聞きするのではなく、自分から話して書く時代になった。そこで、発信者の立場で便利な本を目指した」と話す。【山田大輔】

 安藤さんは7、8年前から、一つひとつが断片的な「ことわざの知恵」を体系化できないものか、と考えてきた。本書では、ものの見方▽生き方▽成功の条件▽社会▽文化▽内面ーの六つの柱に大別し、その下に264項目を設け、よく使われることわざ1385例を教訓別に並べた。たとえば「鉄は熱いうちに打て」という教訓は、従来なら「鉄」に分類されるが、本書では「機会について教えるコトワザ」の中の「好機を逸するな」に入る。「日の照るうちに干し草を作れ」「順風のときに帆を張れ」などと並ぶため、表現の多様さが楽しめる。また、英語圏でのものごとのとらえ方が自然に分かるよう、工夫されている。

 知人からは「居間に置いて家族で読める本だ」「孫に読ませて処世訓を身に付けさせたい」などと好評を得た
という。

 安藤さんは「古い日本のことわざより、英語のことわざのほうが、若い人の心に訴えるかも。英語を知らない年配者が式辞に織り交ぜて使っても良い」とPRしている。

          HOMEへ