新社会人に必要なのは、スムーズに意思疎…

(2012年5月12日午前7時06分)

 新社会人に必要なのは、スムーズに意思疎通ができるコミュニケーション力を身につけること。マナーなどを指導する専門家のアドバイスだ
▼そのためには「面倒でも言葉を惜しまず互いに歩み寄ること」が大切という。これはすべての現代人に言える。「英語ことわざ辞典」などの著書がある安藤邦男さんの「日英比較文化論」は興味深い
▼「おしゃべりな英米人」は▽多民族国家▽コミュニケーションの尊重▽話し言葉に適した英語▽言葉の尊重は聖書の教え―が背景にあると説いた
▼一方で「だんまりの日本人」には▽3S▽寡黙が生む文化▽日本語の曖昧表現▽「沈黙は金」―の国民性があるとする。気になるのは「3S」つまりサイレンス、スマイル、スリープの三つである。日本人の沈黙や笑顔、居眠りが発揮されるのは国際会議などで多い
▼国際化で語学力が向上したとはいえ、まずは相手に歩み寄る意思があるのかが問題になる。重要な案件なら事前に根回し、表舞台ではひたすら笑顔。外交でよく見られる光景だ
▼2010年6月、カナダのG8首脳会議で外交デビューした菅直人首相。記念撮影後、談笑の輪に入れず、一人ぽつんと笑顔を見せる姿があった
▼野田佳彦首相も3月の核サミットで存在感を発揮できなかった。18日から米G8。よもや居眠りはしないだろうが、静かな笑顔の構図では寂しい。


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