教訓 264. 憶病者の弱いものいじめと蛮勇。


A bully is always a coward.《弱いものいじめをする人は必ず憶病者である》


 勇気あるものは、強い敵を相手にします。しかし、憶病者は強い相手には卑屈になり、弱い相手には傲慢になるものです。時には、居丈高になったり、いじめたりします。

 また、陰では罵詈雑言のかぎりを人に言い触らしても、当の相手が目の前に現れると、とたんに恐れをなして退散するのも、憶病者の行動パタンです。

(a) He who takes a lion when he is absent, fears a mouse present.《目の前にいないとライオンを捕まえると豪語するものは、目の前にいるとネズミでも恐れる》

 しかし憶病者でも、急に勇敢な人間に変貌することがあります。土壇場に追い込まれたような場合、絶望のあまり蛮勇をふるうものです。憶病者を追いつめると、危険です。

(b) Despair gives courage to a coward.《絶望は臆病者に勇気を与える》「窮鼠猫を噛む」
(c) Necessity and opportunity may make a coward valiant.《必要と機会があれば憶病者でも勇敢になる》

 臆病者の勇気は破れかぶれの蛮勇です。相手のことを思いやる余裕がないから、残忍にならざるを得ないのです。

(d) Cowards are cruel.《憶病者は残忍である》

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