教訓 255. 親の愛も子に対しては盲目。


The crow thinks her own bird fairest.《カラスは自分の子が一番美しいと思っている》「親の欲目」
 = Every crow thinks its own bird bonniest.


 理性を失わせるものは、恋だけではありません。親の子に対する愛も、そうです。多くの親は子供を客観的に見ることができないのです。対象を見誤らせるものは、強すぎる愛と、近すぎる距離です。一心同体の親子には、距離は皆無です。日本のコトワザにも、「親馬鹿」「親の欲目」「親のひいき目」「親に目なし」などがあります。

(a) The owl thinks her own young fairest.《フクロウは自分の子が一番美しいと思っている》
(b) It is a wise father that knows his own child.《自分の子供を知っているのはよほど賢い父親》
          別掲 → 教訓 8 近くにあるものは見えにくい。
          別掲 → コトワザこぼれ話(2)

 そして、この親の子に対する盲目の愛は、おそらく子をもったものにしかわからない愛情でしょう。

(c) He that has no children knows not what love is.《子どものない人には愛の何たるかはわからない》

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