教訓 232. 短所や過失はだれにでもあるもの。


( Even ) Homer sometimes nods.[Horace]《ホーマーでさえときには居眠りをする》「弘法にも筆の誤り」「猿も木から落ちる」「上手の手から水が漏る」


 人はだれでも欠点をもっています。欠点のない人はいないのです。もしなんの欠点もない人がいたとしたら、欠点のないこと自体が欠点になります。長所さえ、別の角度から見れば短所なのです。

(a) Every man has his faults.《だれにも欠点はあるもの》「無くて七癖」「叩けば埃が出る」
 = Every man has his weak side.
(b) Every man has the defects of his own virtues.《だれもが長所という欠点をもっている》(だれの長所でも裏を返せば短所だ)

 また、いかに熟達の士でも、失敗を免れることはできません。人は何かをするかぎり、失敗するものです。見出しのコトワザのあるゆえんです。

(c) It is a good horse that never stumbles.《どんなよい馬でもつまずくもの》「猿も木から落ちる」
(d) No man is infallible.《過ちのないものはいない》
(e) To err is human, to forgive divine.[Alexander Pope]《過つは人の性、許すは神の心》
(f) He who makes no mistakes makes nothing.《失敗をしないものは何もしないものだ》
  = If you don’t make mistakes you don’t make anything.

 欠点は、自分だけではありません。自分の家族にも、恥さらしはいます。それは、知られたくない家族の秘密です。
(g) Every family has a skeleton in the cupboard.《どの家庭の戸棚にも骸骨がある》(人に知られたくない秘密がある)

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