教訓 221. よい言動にはよい報いがある。


Good seed makes a good crop.《よき種はよき作物をつくる》「因果応報」


 そして、親切な言動は親切な言動を生みます。人に親切をつくせば、自分も親切にしてもらえるという意味で、「情けは人の為ならず」に相当するものです。ちなみに、この意味のコトワザはそれほど多くはありません。

(a) He who gives to another bestows on himself.《他人に施すものは自らに施すことになる》「情けは人の為ならず」
(b) One good turn deserves another.《一つの善行はもう一つの善行に値する》(善行を施せば善行を施してもらえる)「情けは人の為ならず」
(c) He that sows virtue, reaps fame.《徳の種を蒔くものは名声の収穫を得る》
(d) Keep your shop and your shop will keep you.《店を大切にすれば店に大切にしてもらえる》
(e) Flowers leave fragrance in the hand that bestows them.《花は贈り手にも香を残す》(贈り物は贈られたものだけでなく贈ったものも利益をもたらす)

 あなたが私に親切にしてくれれば、私もあなたに親切にしてあげよう、ということになり、そこに相互扶助の精神が生まれます。


(f) Scratch me (or my back) and I’ll scratch you (or your back).《私の背中を掻いてくれればあなたの背中を掻いてあげよう》「魚心あれば水心あり」
 = Your scratch my back, I’ll scratch yours.
          別掲 → 教訓139 友人は悲しみを半減し、喜びを倍加する。

 しかし、対価を求めてする親切は、本当の親切ではないかも知れません。そこで、コトワザは次のようにもいいます。

(g) Virtue is its own reward.《徳はそれ自らが報いである》

これは、徳をほどこすこと自体が喜びであり、物質的報酬を期待してはならないという意味です。

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