教訓 214. 実行の伴わない批判や説教は無意味。


Practice what you preach.《人に説くことは自分でも実行せよ》


 人を批評できるのは、その人と同じことを実行できる人だけです。自分で実行できないことを、人にとやかくいう資格はだれにもありません。大切なことは率先垂範です。

(a) Example is better than precept.《実例は教訓にまさる》
  = An ounce of practice is worth a pound of precept《1オンスの実行は1ポンドの教訓にまさる》

 だから、人の行動を批判したり、褒めたりするには、それと同じことを実行してからにすべきです。それが簡単であるか難しいかは、実行してみなければわからないのです。そして、ある人のある言動に心酔しているなら、言葉で褒めるだけでなく、自らそれを実行してみせることです。

(b) Don't judge a man until you've walked in his boots.《その人と同じことを実行してからその人を批判せよ》
(c) Imitation is the sincerest form of flattery.《真似することが最も誠実なお世辞になる》

 次のコトワザも、患者に養生を説く医者が、自分自身は不養生を重ねていることを皮肉っています。

(d) Physician, heal thyself.[Bible:Luke4-23]《医者よ、汝自身を癒せ》[聖書:ルカ伝4−23]「医者の不養生」

 これらのコトワザは、煎じ詰めれば、自分の言動には責任を持て、ということになります。次のものも、その部類に属します。

(e) They that dance must pay the fiddle.《バイオリン弾きへの報酬は踊るものが払うべきもの》

いずれにしても、人間の考えには実行力が伴わなければなりません。

(f) Vision without action is a daydream.《実行力なき洞察力は白日夢》

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