教訓 204. 忠告は耳に痛いが、役立つものである。


A good medicine sometimes tastes bitter.「良薬は口に苦し」
 = Good medicine tastes bitter to the mouth.


 一方、忠告を受ける側の問題としては、忠告を聞き入れ、それにしたがうことはなかなか難しいということがあります。忠告を求めた場合はまだしも、求めないのに一方的に相手から与えられるのは、いっそう受け入れるのが困難なのです。

(a) It is as hard to follow good advice as to give it.《助言を与えるのも難しいが、聞き入れるのも難しい》「忠言耳に逆らう」

 しかし、忠告というものは、与えられる本人にはその必要性の自覚がないのですが、与えた人にはその必要があると思われたからこそ与えたのです。その意味では、必要なときに無視されるのが、忠告の宿命なのかもしれません。

(b) Advice when most needed is least heeded.《助言は最も必要なときに最も無視される》

 しかし、忠告は耳に痛いものほど、将来役に立つものです。見出しのコトワザのように、「良薬口に苦し」です。とくに、老人の忠告は有益なものが多いと、次のコトワザはいいます。

(c) If you wish good advice, consult an old man.《良い忠告が欲しければ老人に相談せよ》

 もっとも、助言がいくら立派だからといって、感心だけしていたのでは、無意味です。助言は、実行して初めて実を結ぶのです。

(d) Counsel must be followed, not praised.《助言は実行すべきものであって感心すべきものではない》

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