教訓 203. 忠告は与え方が難しいから、つつしめ。
Ill counsel mars all.《悪い助言はすべてを台なしにする》
さて、言葉の使い方を慎重にするようにすすめるコトワザの最後には、忠告についての教えがあります。まず、コトワザは、人に忠告を与えることの難しさをいいます。下手な忠告のために、相手が不幸になる場合もあるからです。その意味で、人は忠告を与える側に立つより、与えられる側にいる方が安全なのです。
(a) It is safer to hear and take counsel
than to give it.《助言は与えるより聞いている方が安全》
(b) Give neither counsel nor salt till you
are asked for it.《忠告と塩は求められるまで与えるな》
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