教訓 193. 嘘つきが真実を語ってもだれも信じない。


A liar is not believed when he speaks the truth.《嘘つきは本当のことをいっても信じてもらえない》


 嘘つきも、たまには本当のことをいいます。しかし、悲しいかなだれも信じてくれません。だから次のコトワザがあります。

(a) Never cry wolf.[Aesop]《オオカミが来たと叫ぶな》

ご存じイソップ物語で、「オオカミが来た」と嘘を連呼し、村人をだました少年は、本当にオオカミに襲われたとき、だれも助けに来てくれませんでした。

(b) He that once deceives, is ever suspected.《一度嘘をつくと、いつまでも疑われる》

 少しぐらいの嘘だったら、許されると思ってはいけません。少しの嘘というのは、大きな嘘より始末が悪いものです。正真の詐欺師というものは、完全な作り話はしないもの、本当の話の中にほんのわずかな嘘を混ぜるだけです。だから、少しの嘘にも気を許してはいけません。

(c)
Half the truth is often a whole lie.《半分本当というのは全部嘘であることが多い》
  = Half the truth can be worse than a straight lie.《半分本当というのは全部嘘というより始末が悪い》

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