教訓 190. 真実はなかなか語れないものである。


All truths are not (good) to be told.《すべての真実を語ってよいわけではない》
 = All truths must not be told
.


 真実には人を傷つける強い力がありますから、見出しのコトワザのいうように、人にすべての真実を語ってよいということにはならないのです。

 それに、真実を語るには大きな勇気のいることがあります。気の弱い人間は、酒の力を借りたり、冗談めかしていう以外に道がないことがあります。

(a) Wine in, truth out.《酒が入ると真実が出る》
(b) What soberness conceals, drunkenness reveals.《正気が隠すことを酔いは漏らす》
(c) In wine there is truth.《酒の中に本音がある》「酒は本心を現す」
(d) Many a true word is spoken in jest.《多くの真実が冗談で語られる》「嘘からでた誠」「冗談から駒が出る」

(d) は、冗談でいったことが本当になることもあるという意味にも使います。

 真実を語ろうと思ってもなかなか語れないのには、真実は物事の奥深く隠され、なかなか発見できないという事情もあります。

(e) Truth lies at the bottom of a well.《真実は井戸の底にある》

                       本文のトップに戻る