教訓 187. 噂をするとその人が現れる。


Talk of the devil and he is sure (or bound) to appear.《悪魔の話をすれば悪魔が現れる》「噂をすれば影が差す」


 東西いずれの文化にあっても、昔から言葉は呪術的な魔力をもつものとして畏敬されてきました。ある事柄について言及すると、よかれ悪しかれそれが事実となって表れるという経験が、そのような言葉の呪術力への信仰を生み出したのでしょう。そのようなことはむろん偶然ですが、しかしある人について噂をする状況はその人が現れる状況と重なる場合が多く、この偶然の確率はかなり高そうです。それに、噂の最中に当の本人が現れるのはばつの悪いもので、そのこともこのコトワザを生みだした理由の一つかもしれません。

(a) Speak of the wolf and he will appear.《狼の噂をすれば狼が現れる》
(b) Talk of angel and you will hear the fluttering of its wings.《天使のことをいうとその翼の音が聞こえる》

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