教訓 169. 知らないことではだれも傷つかない。


What the eye doesn't see the heart doesn't grieve over. 《目に見えないことを心は嘆かない》


 ただ、注意しなければならないとことは、コトワザは100パーセント無知がよいといっているのではないということです。この社会にあっては、知ることは生きることと同じように大切なことです。コトワザは、その前提に立った上で、知りすぎることがかえって苦しみや悲しみの原因になることがあるという事実に注意を引きます。いっそ知らなかったら自分も相手も傷つかなかったであろうという考えが、無知を礼賛するコトワザを生みだすのです。

(a) What you don't know won't (or can't) hurt you.《自分の知らないことでは心は痛まない》

 結婚生活も同じで、相手の欠点や短所を知りすぎては不幸の始まりです。次のコトワザは結婚式の披露宴などでよく引用されます。

(b) Keep your eyes wide open before marriage, and half shut afterwards.《結婚前は目を十分開け、結婚後は目を半分閉じよ》

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