教訓 163. 悪に悪を重ねても、正しくならない。


Two blacks do not make a white.《黒に黒を足しても白にはならぬ》


 子供は親に叱られると、よく「だれでもしている」といって、自分の正当性を訴えます。他人が悪事をしているからといって、自分の悪事の免罪にはなりません。他人の悪に自分の悪を足せば、悪が二倍になるだけです。

(a) Two wrongs do not make a right.《誤りに誤りを重ねても正しくならない》

 このコトワザは、悪に対する仕返しはやはり悪である、という意味にも使います。その意味では、

 An eye for an eye, and a tooth for a tooth.「目には目を、歯には歯を」(→教訓224

の否定といっていいでしょう。

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