教訓 147. よき服従者がよき指導者となる。


He that cannot obey cannot command.《服従できないものは支配できない》


 また、脇役でいることの意味を教えるコトワザもあります。人間はすぐれた指導者になるためには、指導されるものの立場にも立たなければならないというわけです。家臣の気持ちがわからなければ、名君にはなれないということでしょう。

(a) Through obedience learn to command.《服従することによって、支配することを学べ》
(b) He that is a master must serve another.《主人たるものは他人に仕えなければならない》
(c) He that has not served knows not how to command.《人に使えたことのないものは命令の仕方を知らない》「家来とならねば家来は使えぬ」

 妻は夫に従い、夫に支配されているように見えますが、夫に従うことによって、実は逆に夫を支配していることもあるのです。

(d) An obedient wife commands her husband.《従順な妻が夫を動かす》

 人間が自然を征服する場合についても同様であって、自然を征服するためには、まず自然にしたがわねばならないのです。つまり、自然の法則を知り、その法則にしたがうものだけが、自然を利用したり、開発したりできるのです。

(e) Nature is conquered by obeying her.《自然は従うことによって征服できる》

 さらに次のコトワザは、脇役の方が主役より難しく、それだけに大事であるとして、脇役の価値そのものを主張しています。

(f) It needs more skill than I can tell to play the second fiddle well.[Charles H. Spurgeon]《第二バイオリンをうまく弾くのは、口ではいえないほどの手腕が必要》

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