教訓 131. 孤高を愛する賢者は悪に染まらない。


Better be alone than bad company.《悪い仲間といるよりは一人でいる方がよい》


 「とかくメダカは群れたがる」とは昭和の女流作家、平林たい子の名言ですが、小人物は一人でいることが寂しいのでしょうか、なにかと徒党を組みたがるものです。しかし、読書や思索を好む賢者は、無数の先哲を友とするだけに、一人でいる方がむしろ楽しいのです。

(a) A wise man is never less alone than when alone.《賢者は一人だけのときが一番寂しさを感じない》

 太陽は、正邪の区別なく万人を照らします。悪を照らしても、太陽は常に偉大なる太陽です。聖人君子も、悪人の中に入りこみ、彼らを教え導きます。悪人に接しても、聖人君子はそれによっていささかもおのれを汚すことはありません。

(b) The sun is never the worse for shining on a dunghill.《汚物を照らしても太陽は太陽である》
 = The sun loses nothing by shining into a puddle.《太陽は泥を照らしても自ら損なわれることはない》

 人はだれであれ、いかなる悪に出会っても動ずることなく、おのれの信ずる正しい道を進みたいものです。

                       本文のトップに戻る